アトレティコ、ミロー獲得を逃し「プランB」を発動へ

エンツォ・ミローは今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリーのターゲットでした。クラブはシュトゥットガルトおよび選手側と交渉を続けており、数日前には合意が間近とも見られていましたが、アトレティコが提示した支払い条件がドイツ側を納得させるには至りませんでした。

ここ数時間、メトロポリターノでは悲観的な見方が広がっており、その感触が月曜日に現実のものとなりました。シュトゥットガルトとアル・アハリが、フランス人MFの移籍に関して合意に達したと、ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えています。

三者間で口頭合意が成立しており、近いうちにこのフランス人選手のサウジアラビア移籍が正式発表される見通しです。ミローはすでに実力を証明している選手であり、まだ23歳ながらデシャン監督率いるフランス代表でもプレーしており、将来を嘱望されていました。

こうしてアトレティコは、中盤の攻撃的ポジションの補強として狙っていた選手のひとりを失うこととなりました（トッテナムも同選手を狙っていました）。ここからは “プランB” を発動する必要があります。その候補の一人がナポリ所属のジャコモ・ラスパドーリで、すでに交渉が行われた模様です。

25歳の攻撃的MFであるラスパドーリは、アトレティコへの移籍に前向きであり、ナポリは当初3,000万ユーロ近い金額を要求していましたが、実際にはより低い金額での移籍が見込まれています。さらに、来季の買い取り義務付きレンタルという形での取引も視野に入っており、これが実現すればクラブにとって大きな助けとなります。なお、ラスパドーリの他にも、複数の代替候補が検討されています。