デ・パウル、別れを告げる…そして後任なし?

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ロドリゴ・デ・パウルはついにアトレティコに別れを告げました。実際のところ、その別れの言葉を口にするまでには数日を要しましたが、最終的にはクラブに対し、在籍した年月とワールドカップでの経験に感謝の意を表しました。特に賞賛の言葉が向けられたのはシメオネ監督でした。アルゼンチン代表MFは、親友であるリオネル・メッシと再びチームメイトとなるべく、インテル・マイアミへとキャリアを進めます。2人はここ数年、代表チームにおいて歴史的な成功(カタールワールドカップ優勝など)を収めたコンビでもあります。

背番号5の退団によって、彼の抜けたポジションに誰かを補強するかどうかが議論となっています。というのも、デ・パウルは2021年にウディネーゼから加入して以来、言うまでもなく中盤の主軸、そして不動のレギュラーだったからです。

移籍市場はまだ続いており、今後数週間のうちに何が起きても不思議ではありませんが、現時点でのクラブの方針としては、デ・パウルの後任を補強する予定はないという見通しです。アトレティコの関係者の見立てでは、すでに加わったアレックス・バエナとジョニー・カルドーソの存在によって、中盤は十分に補強済みと考えられています。どちらも即戦力かつ重要な役割を担うことが期待されており、バリオスと合わせて、2025-26シーズンの開幕時には中盤の主力トリオとして機能する見込みです。

ギャラガーにより多くの役割を

さらに、これらの3人に加えて、デ・パウルの退団はコナー・ギャラガーのプレータイム増加にもつながるとクラブのフロントは見ています。ギャラガーとデ・パウルは異なるタイプの選手ではありますが、イングランド人MFには、いわゆる“エンジンルーム”でのプレーに必要な運動量とフィジカルがあります。ただし、シメオネ監督自身が認めている通り、彼の最も輝くポジションはトップ下であり、また左サイドでの起用によってチームへの貢献度がより増すという見解もあります。

この4人に加えて、ジュリアーノも右サイドを中心に中盤で完全に地位を確立しており、チームの一員として戦力になっています。

もちろん、キャプテンであるコケの存在も依然として戦術面で重要です。こうしてアトレティコは、デ・パウルを失ったものの、現時点では誰かを補強してその穴を埋めることは考えていない状況です。

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