ジョニー・カルドーソは、7月30日水曜日にアトレティコ・マドリーの新加入選手として正式にお披露目されました。この場で、アメリカ人MFは新たなキャリアのステージで着用する背番号を明かしました。
それは、シメオネ監督が彼に何を期待しているのかをこれ以上なく明確に示す番号です。
アトレティコは、ここ5年以上にわたり、“ピボーテ”=伝統的な背番号「5」番の選手を探し続けてきました。すなわち、チーム全体のプレーを統括し、攻撃と守備のバランスを取る中核的な存在です。
今回、その役割を担うのがカルドーソであり、彼はまさにその象徴である「5番」を背負うことになります。この番号は、アトレティコの歴史において非常に重要な意味を持つものです。
過去には、万能型MFのアデラルド・ロドリゲスや、本職はセンターバックながら存在感を示したルイス・ペレイラなど、名選手たちがこの番号を着けてきました。近年では、ペレイラの後継者とも言われたディエゴ・ゴディンが一時的にこの番号を着け、その後「2番」に変更しました。その他にも、フィリペ・ルイス、トニ・ムニョス、アントニオ・ロペスなどがこの番号を背負いました。
中でも、「5番」が持つ“チームの軸”という象徴性をもっとも体現したのは、チアゴ・メンデスでしょう。彼は、数シーズンにわたってチームに経験と安定感をもたらし、2014年のリーガ優勝チームにおいても不可欠な存在でした。最近ではロドリゴ・デ・パウルがこの番号を着けていましたが、その期待に完全に応えられたかというと、賛否が分かれるところです。
この「5番」は、カルドーソにとって初めての番号ではありません。彼は以前、ブラジルのインテルナシオナルでこの番号を着けていたシーズンがありました。また、スペインのレアル・ベティス時代には、同じく中盤の象徴的番号「4番」を背負っていました。どちらも彼のポジションと役割に深く関わる番号です。
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