ついに正式発表されました。フラメンゴはサム・リーノの加入を発表しました。同選手はすぐにリオ・デ・ジャネイロのチームに合流し、コパ・リベルタドーレスの決勝トーナメント1回戦など、目前に迫る重要な試合に向けてコンディションを整えていくことになります。
リーノは、アトレティコ・マドリーでのトレーニングが始まってからわずか1週間でクラブを離れることとなり、この移籍によってアトレティコには約2,500万ユーロの収入が入る見込みです。契約期間は2029年12月までとされています。
25歳のリーノは、2019年にポルトガルへ渡り、プロとしての経験がほとんどない状態からスタートしましたが、そこから6年の時を経て、欧州のトップレベルで実績を積み上げて帰還する形となりました。フラメンゴでは、攻撃面の中心選手の一人として期待されています。
アトレティコでの2シーズンにおいて、リーノはシメオネ監督にとって非常に重要な戦力であり、ラ・リーガではそれぞれ34試合、31試合に出場し、合計で7得点を記録しました。特に2023-24シーズンにはチーム内でも屈指の活躍を見せましたが、2024-25シーズンにはパフォーマンスがやや落ち込みました。
それ以前には、バレンシアへのレンタル中に大活躍し、38試合すべてに出場し、チームの残留に貢献する6ゴールを挙げるなど、スペインで高く評価されていました。
今回の移籍では、フラメンゴがリーノ獲得のために多額の資金を投じたことが決め手となりました。アトレティコにとっても、ここ数日の大きな出費を補う上で意義のある取引となり、約2,500万ユーロの収入は貴重です。また、リーノはEU圏外選手枠を占めていたため、それも放出の理由の一つでした。この移籍は、フラメンゴ史上最高額の買い取りとなります。
今後は、フィリペ・ルイス監督がリーノをどのように起用するかが注目されます。アトレティコでは左サイドの複数ポジションで起用されており、そのスピードと突破力を活かすためにも、前線でのプレーが想定されます。すでに右サイドにはプラタやルイス・アラウージョがいますが、左サイドではエヴェルトンのパフォーマンスが期待に届いていないため、新たな選択肢となります。
フラメンゴは引き続き意欲的な補強を進めており、リーノはサウールやエメルソンに続く新戦力です。また、クラブワールドカップを戦ったジョルジーニョの存在もあり、近くコロンビア代表のカラスカルも加わる予定です。
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