サウジアラビアがアトレティコの“キーマン”にオファー

この記事は約2分で読めます。

アトレティコ・マドリーは、現在の移籍市場において自チームのスター選手だけでなく、他の面でも注意を払う必要があります。クラブ全体としての好成績が、経済的に非常に力のあるクラブたちの関心を集めているのです。

アトレティコにとって昨年最も優れた「補強」の一つとされるのが、現収益・業務部門のゼネラルディレクターであるオスカル・マヨです。同氏には、サウジアラビアのクラブ「アル・ナスル」からオファーが届いています。『El Confidencial』によりますと、アル・ナスルは新しいCEOを探しており、マヨに白羽の矢を立てたとのことです。

以前のCEOが不正行為の疑いにより退任したことから、同クラブは後任候補を市場で探しており、すでにマヨにオファーを出していたと報じられています。マヨはかつてラ・リーガにも在籍していました。

しかし、ジャーナリストのルベン・ウリア氏によりますと、マヨはこの高額のオファーを辞退したそうです。その理由は、現在のアトレティコでの仕事を続けたいという強い意志にあるとされています。彼は現在、チームの経済的成長を支える重要人物となっております。

マヨは、Google、Red Bull、Alpha Tauri、Kraken、Visit Rwandaといった有力スポンサーの獲得において中心的な役割を果たしました。同氏の就任以降、アトレティコはブランドとしての魅力を大きく高めています。

ラ・リーガ時代もキーパーソンだった

オスカル・マヨ・パルドは、体育・スポーツ科学の教育を受けたエグゼクティブであり、Executive MBAも取得しています。マーケティングおよびスポーツマネジメントの分野でキャリアを積んできました。アトレティコ・マドリーに加入する前は、2021年からラ・リーガのCEOを務めていました。

マヨは2017年にラ・リーガに加わり、国際展開やビジネス面をはじめとする複数の主要部門を担当しました。ラ・リーガでは、商業収益の飛躍的成長に貢献し、その収益を2倍に拡大する成果を上げました。

代表的な成果には、CVCとの提携があります。これは約20億ユーロをラ・リーガにもたらし、同年スペインで最も重要な取引の一つとなりました。この契約によりラ・リーガの評価額は250億ユーロに達しました。また、中国、中東・北アフリカ(MENA)、アメリカといった市場でのジョイントベンチャー設立を含むグローバル展開のプロジェクトにも携わっております。

コメント