シメオネ監督、複数ポジションで“キャスティング”を実施、バエナは不動の存在に

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アトレティコ・マドリーは、7月25日金曜日、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督の指導のもとで、非常に激しいトレーニングセッションを行いました。シメオネ監督は現在、来シーズンの開幕に向けてスタメン候補の選定を進めている最中です。

アトレティコは、8月3日(日)にポルトとポルトガルで行われる今季初のプレシーズンマッチを控えております。試合まであとわずかであり、新加入選手も多くいる中で、シメオネ監督はその試合でチームの今季の方向性をある程度示したいと考えているようです。

新戦力の早期戦力化が目標ですが、スタメンの土台は昨シーズンの主力がベースになる予定です。サン・ラファエルでの合宿中、今週のトレーニング内容から見て、多くのポジションはある程度固まりつつあるように見受けられます。ただし、新加入選手のプレーを確認しながらの調整も続けられています。

一方で、監督がまだ迷っているポジションもいくつか存在します。ポジションによっては、明確なレギュラーが決まっていないところもあります。ただ、その中で唯一“不可触”の存在とされているのがアレックス・バエナです。バエナは、チームがプレシーズンを開始して以来、スタメンから外れたことが一度もなく、左インテリオールや、フリアン・アルバレスの背後に位置するセカンドトップとして起用されています。

それ以外では、右サイドバック(頻度は少なめ)や、ピボーテ、左インテリオール、そしてフリアンと組む2トップの相棒といったポジションで、ローテーションが実施されています。25日金曜日午前のセッションでは、シメオネ監督は以下の2つのフォーメーションをテストしました。

【1つ目のテスト】
ムッソ;ジョレンテ、ル・ノルマン、ラングレ、ルッジェーリ;ジュリアーノ、バリオス、コケ、バエナ;フリアン、セルロート

【2つ目のテスト】
ムッソ;モリーナ、ル・ノルマン、ラングレ、ルッジェーリ;アルマダ、バリオス、カルドーソ、バエナ;グリーズマン、フリアン

スタメン選定における不確定要素

注目すべき点として、守備陣ではラングレがル・ノルマンとセンターバックのコンビを組んでおり、ヒメネスはまだ負傷回復中で、ハンツコは徐々にチームにフィットしてきている段階です。中盤では、左サイドに配置されたバエナが際立った存在感を見せており、前線ではフリアン・アルバレスとセルロートが2トップを形成しました。

また、バリオスと組むピボーテのポジションは、現時点で固定されておりません。コケはコンディションが非常に良く、シメオネ監督も様々なテストで積極的に起用しています。2つ目のテストではカルドーソがバリオスとコンビを組んでおり、今後のトレーニングを重ねる中で、アメリカ人ミッドフィルダーの存在感が増していくことが期待されています。

左サイドでは、バエナが他のポジションに配置される場合、アルマダが起用されるなどのバリエーションも見られています。前線では、上述のバエナ、セルロート、グリーズマンが日々の練習で起用されています。

なお、右サイドバックでは、ジョレンテが起用される場面があり、プビルは控え扱い、そしてナウエル・モリーナは市場に出ているとされる中、スポット的に出場しています。

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