右サイドバックのヘスス・アレソは、アスレティック・ビルバオへの加入が目前に迫っております。アスレティックが交渉を加速させ、当初のオファーを上回る条件を提示したことで、オサスナの期待を超える形となりました。
この件については、7月21日(月)夜遅くに『ディアリオ・デ・ナバラ』紙が報じております。正式な契約は7月22日(火)に発表される見込みであり、オサスナが当初求めていた契約解除金1,200万ユーロを満たす内容になるとのことです。
また、アレソはタホナールで行われたオサスナの午後練習に姿を見せず、移籍合意が最終段階に入っていることを示唆しています。同選手は6年契約でレサマ(アスレティックのトレーニング施設)に戻る予定です。
今回の動きは一転、方向転換とも言えるもので、これまではアトレティコ・マドリーが交渉で優位に立っていたはずが、最後の最後で状況が覆り、ビスカヤのクラブが逆転に成功しました。現時点で大きな変化がなければ、アレソがアスレティックと契約を結ぶことは確実と見られます。
とはいえ、アトレティコにとってすべてが失われたわけではありません。『ディアリオ・デ・ナバラ』によれば、オサスナとアトレティコ・マドリーはすでに移籍の詳細条件で合意に達しており、さらにオサスナ側は、シーズン中ずっとアレソを揺さぶっていたアスレティックとは、この件に関して交渉しないという約束をマドリード側と交わしていました。しかし、今回の件では主導権が選手本人にあると見られており、アレソがアスレティック復帰を望むのであれば、アトレティコには打つ手が限られる状況です。
数時間前には、オサスナのスポーツディレクターであるブラウリオ・バスケス氏が、アスレティック・ビルバオとアトレティコ・マドリーの両クラブからアレソに対して正式なオファーが届いていることを認め、すべての関係者にとって最善の解決策を模索していると語っておりました。
バスケス氏は今回の状況を「メロドラマ」のようだと表現し、オサスナ側がアレソに対して3度の契約延長オファーを提示していたものの、すべて拒否されたことを明かしました。選手自身がクラブを離れる意思を示していたということです。
同ディレクターは、クラブ・選手・買い手の三者の意志を一致させることの重要性を強調しつつ、オサスナとしては契約解除金1,200万ユーロを基本線とする方針を貫いておりました(アスレティックの当初提示額は950万ユーロ)。そのメッセージがしかるべきところに届いた結果、アスレティックは動きを見せ、かつて自クラブのカンテラ出身でもあるアレソと6年契約を結ぶ目前まで来ております。
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