カルドーソ、アトレティコでのスタートに夢中、バカンス短縮を希望

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アトレティコ・マドリーは、ベティスからの移籍でアメリカ代表MFジョニー・カルドーソの獲得を、今週水曜日に完了しました。契約期間は2030年6月30日までで、選手本人の署名と両クラブ間の書類のやり取りを経て、正式な移籍となりました。

アトレティコは、カルドーソの移籍金としてベティスに固定で2,500万ユーロ、さらに試合出場数やタイトル獲得などの成果に応じて追加で最大700万ユーロを支払う予定です。

この補強は、2025/26シーズンのプロジェクトにおいて極めて重要なものとなります。というのも、ロドリゴ・デ・パウルがアトレティコを退団し、インテル・マイアミへの移籍が濃厚とされているからです。

これは決して軽視できない事態であり、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、中盤の再編を急ピッチで進めなければなりません。パブロ・バリオスが中心となるのは確実視されており、カルドーソも中盤の要としてチームの軸になることが期待されています。コケ・レスレクシオンもいますが、昨季は出場機会が減少していました。

シメオネ監督がカルドーソの早期適応を望む中、本人もアトレティコでの新たな挑戦に非常に意欲的で、なんと自らのバカンスを短縮したいと考えているほどです。

カルドーソは、前シーズンを7月7日に終えたばかりで、現在10日ほどの休暇中です。通常であれば、クラブワールドカップ後に4週間のオフが与えられた他の選手たちと同様、あと18日間は休暇が残っており、復帰予定は8月4日頃となります。リーグ開幕(エスパニョール戦)のおよそ12日前です。

しかし、カルドーソはこの休暇を短縮してでもアトレティコでの準備を始めたいと考えており、特別な支障がなければその通りになる見込みです。復帰日程はまだ確定していませんが、プレシーズンキャンプ地であるサン・ラファエルで新チームメートたちと合流する可能性もあるとのことです。仮に数日遅れる場合でも、7月28日から8月3日の週にはチームに合流するとみられます。

彼はアトレティコ加入時の最初の言葉でこの熱意を明らかにしています。「こんなに大きなクラブに加入できて、とてもワクワクしています。目指す目標を共有できることが嬉しいです。」

中盤を巡るジレンマ
今シーズン、カルドーソは公式戦46試合に出場し、そのうち38試合で先発、4ゴール1アシストを記録しました。前半シーズン(加入初年度)も19試合出場(17試合先発)、1得点2アシストと、マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるベティスで極めて重要な役割を果たしてきました。

今後は、アルゼンチン人監督のディエゴ・シメオネのもとでプレーすることになります。シメオネ監督はこのポジションを非常に重要視しており、実際、1年前からこの補強を強く求めていました。カルドーソは、コケとポジションを争うことになり、両選手とも中盤の底として起用が見込まれます。一方、同じく中盤でプレー可能なパブロ・バリオスは、インテリオールでより力を発揮するタイプです。

つまり、このポジションは、監督の戦術次第で1人または2人の枠となり、カルドーソ、コケ、バリオスの3選手がその座を巡って争うことになります。シメオネ監督は選手の特性に応じて柔軟にシステムを変えるため、起用は試合ごとに異なる可能性があります。

さらに、マルコス・ジョレンテ、コナー・ギャラガー、そして間もなく退団予定のロドリゴ・デ・パウル(トマ・レマルの放出も模索中)も中盤での選択肢となっています。また、戦術によってはアレックス・バエナや攻撃的MFのティアゴ・アルマダも中盤に組み込まれる可能性があります。

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