数シーズン前までアトレティコ・マドリーでプレーした元ポルトガル代表MFマニシェが、スペイン通信社『EFE』とのインタビューで、主力として活躍した当時を振り返った。
2006-2007シーズンにアトレティコ・マドリーに加入したマニシェは、チームに必要不可欠な戦力として中盤を支えたものの、当時の指揮官であるハビエル・アギーレ監督との衝突が絶えず、翌シーズンの後半はレンタル移籍によりインテルでプレーしたうえ、2008-2009シーズンの終盤に契約満了を待たずしてクラブを去った。スポルティング・リスボンとの契約を満了した昨年夏以降、どこのチームにも所属していない同選手は、アトレティコ・マドリーでの思い出を懐かしむ一方、不本意な形での退団を嘆いた。
「選手としても人間としても多くの物を与えてくれたアトレティコ・マドリーついては、素晴らしい思い出が残っている。偉大な選手たちとプレーする幸運にも恵まれた当時のことが、本当に懐かしい。自分のキャリアで唯一の後悔は、あのクラブを退団したことだ」
マニシェはまた、アトレティコ・マドリーの現状に言及すると共に、OBとしてクラブに戻ってきたディエゴ・シメオネ監督に率いられたチームに期待を寄せた。
「アトレティコ・マドリーは、自分がプレーしていた頃から大きく変わった。とはいえ、良い選手と監督を揃えていながらタイトルに欠けるというという伝統は、残念ながらまだ払拭しきれていないようだ。だが僕は、彼らが思い通りの成功を手にし、アトレティコ・マドリーの名を可能な限り高い場所へいざなうことを期待している。なぜなら、今のチームにはクラブを自分の庭のように知り尽くした監督がいるからだ」
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