アトレティコ・マドリーは、来季のクラブやディエゴ・シメオネの構想に入っていない選手の放出先を探す必要があります。その一人がサウール・ニゲスです。30歳のミッドフィルダーは、セビージャへのレンタルを終えてアトレティコに戻ってきます。
セビージャ側は、イリシターノ(エルチェ出身の選手)のレンタル延長を決断しませんでした。サウールはサンチェス・ピスフアンでの24試合のラ・リーガ出場で1ゴール6アシストを記録しましたが、アトレティコでは居場所がなく、新天地を探さなければなりません。
ラージョ・バジェカーノの名前も候補として挙がりましたが、ここにきてトルコのトラブゾンスポルのオプションが強まっています。数日前、トルコのクラブがアトレティコに対し、選手の状況について正式に問い合わせを行ったとお伝えしました。
そして今回、ジャギズ・サブンチョウル記者によると、トラブゾンスポルはすでに選手へのオファーを提示し、アトレティコからも前向きな返答を得たとのことです。アトレティコは、サウールがこの提案を受け入れるのであれば、移籍金を一切受け取らない用意があるそうです。
というのも、アトレティコの意図は、カンテラ出身の彼の高額な年俸(約700万ユーロの手取り)を節約することにあります。昨年はセビージャがそのごく一部しか負担せず、残りをアトレティコが負担しましたが、トラブゾンスポルへ完全移籍すれば、トルコのクラブが今季のサラリーをすべて負担し、今後の契約条件も彼と直接交渉することになります。こうしてサウールは、アトレティコとの関係を完全に断つことになります。
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