リュディガー、セバージョス、エムバペが処分されました。机を叩くような厳しい決定で幕引きです。UEFAは自らの判断を支持し、メトロポリターノでの彼らの態度には罰が必要だと結論づけました。チャマルティン(レアル・マドリー)は、彼らのジェスチャーは挑発ではなく、(物を投げつけられるなどの)スタンドからの行為への反応だったと主張していました。しかしその訴えは却下されました。リュディガーには4万ユーロ、エムバペには3万ユーロ、セバージョスには2万ユーロの罰金が科されます。さらに全員がUEFA主催大会で1試合の出場停止処分を受けますが、これは今後1年間に再発した場合のみ適用されます。これが最終決定です。
すべては3月12日に遡ります。メトロポリターノでのユーロダービー、PK戦。フリアン・アルバレスの「ダブルダッチの夜」。試合終了後、選手たちは北ゴール裏で喜びを爆発させ、その場は大混乱となりました。事実としては、選手たちは猥褻なジェスチャーを行い、多数の観客が物を投げつけました。ここからレアル・マドリーの抗弁が始まりました。「先にやったのは観客で、選手たちはそれに応じた。良いことではなかったが、あくまで反応だった」と。しかしUEFAはこれを認めず、処分を維持しました。
UEFA公式決定
どんなジェスチャーだったのか
AS紙が映像を再確認した結果、詳細を説明できます。最も目立ったのはリュディガーで、首をかっ切る真似をスタンドに向かって行いました。この画像は世界中を駆け巡り、非常に不快なものでした。他の2人はそれほど注目されませんでしたが、セバージョスはロッカールームに向かう途中で腕を振り上げるジェスチャー(中指を立てるような動作)をしました。エムバペはゴール裏での祝福中に股間を触る仕草をしました。これらが処分対象となりました。
どんな処分か
UEFAは規律規程第11条2項bを適用しました。リュディガーは4万ユーロ、エムバペは3万ユーロ、セバージョスは2万ユーロの罰金を科されます。決定文ではジェスチャーの悪質さに差はあるとしつつも、すべて処分に値するとしています。前例もあり、シメオネやクリスティアーノ・ロナウドも2019年の試合で猥褻なジェスチャーをして2万ユーロの罰金を科されています。さらに今回の3選手も1試合の出場停止処分が課されていますが、これは1年以内に再発があった場合のみ適用され、それがなければ金銭的制裁に留まります。
ヴィニシウスは?
彼にも最初は調査が開かれましたが、正式な懲戒手続きには至りませんでした。何をしたのかというと、スタンドに向かって「15-0」のスコアを示すジェスチャーをしたり、泣きまねをしながらピッチを後にしました。アトレティコ・マドリーはこれを訴えましたが、UEFAの倫理・規律監察官は、観客の行為への応答かどうかにかかわらず、その悪質性は他の選手たちのジェスチャーとは大きく異なると判断し、処分を続行しない決定を下しました。彼には処分はありません。
ナチ式敬礼で1万5千ユーロ
今回の決定ではさらに別の処分も確定しました。チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦(4月8日、エミレーツスタジアム)で、ある観客がナチ式敬礼を行ったとして、クラブに1万5千ユーロの罰金が科されました。UEFAは規律規程第14条2項を根拠に、人種差別的行為があったと認定しました。罰金は1万5千ユーロで、さらに警告も伴います。来季1年間に再発があった場合、レアル・マドリーはUEFA主催試合でアウェー席のチケット販売が禁止されます。これは選手への処分と同じく「執行猶予付き」の罰です。これが最終決定です。リュディガー、エムバペ、セバージョスがメトロポリターノでのジェスチャーで処分を受けたことは、もはや事実となりました。
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