アトレティコ・マドリーがこの夏の移籍市場で掲げた動機のひとつは、中盤を刷新することでした。そのため、メトロポリターノでは急いで2人のミッドフィルダーを獲得しました。すでにクラブから公式発表されたアレックス・バエナと、すでに合意に達し、数日中にお披露目予定のジョニー・カルドーソです。
この2人の選手は、今季いくつかの変化があったものの、最終的にはタイトル獲得にはつながらず、シーズン終盤にレベルが低下してしまった中盤の顔を大きく変える存在です。
最初の変化はパブロ・バリオスでした。モラタラス出身の彼は一歩前進し、中盤の主役の座をつかみました。これまでほど先発での出場が続くことはありませんでしたが、今季は最終的にコケをベンチに追いやりました。
もうひとつの変化はロドリゴ・デ・パウルです。アルゼンチン人MFは最も安定したシーズンを送りましたが、やはり終盤でレベルを落としました。それでも、今季のアトレティコが記録的な連勝を達成した最良の時期を支えたのは間違いありません。
シーズン終盤の試合では、中盤にシメオネ監督がコケを“ガード”役に据えてビルドアップを任せ、その前にバリオスとデ・パウルを並べる形を採用しました。右にジュリアーノ、左にフリアンが流れ、中央にセルロートを置いた布陣です。この「三角形」は今季も頂点を入れ替えながら再現される可能性が高く、そこにカルドーソとバエナがぴったりとはまります。
もしチョロが、4-5-1から4-3-3に可変する形を頭に描いているなら、カルドーソをその「トリボーテ」の軸に置くことができます。ついにピッチ上でそのシステムを実現できる「5番タイプ(アンカー)」を手に入れるわけです。
カルドーソの前方左側にはバエナを配置するでしょう。多くのチャンスを生み出すために獲得された選手であり、タッチラインに張り付くよりも、内側でより自由に動くことで真価を発揮できるポジションです。
もうひとつの頂点は、もし最終的にデ・パウルが残るなら、バリオスとのポジション争いになります。いずれにせよ、来季のアトレティコ・マドリーのプレーを変える大きな「トライアングル」になることでしょう。
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