第5節アトレティコ対ビジャレアルはスコアレスドロー

この記事は約2分で読めます。

3日のラ・リーガ第5節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー対ビジャレアルはスコアレスドローで終了した。ビジャレアルMF久保建英は5試合連続でベンチスタートとなり、85分から出場を果たしている。

ラ・リーガ3強の一角であるアトレティコと、今夏揃えた陣容ではそこに割って入る可能性もありそうなビジャレアルの対戦。アトレティコはルイス・スアレスとジョアン・フェリックスを2トップとするいつもの4-4-2を使用し、ビジャレアルは4-4-2ではなくジェラール・モレノを中盤の右、モイ・ゴメスを左に配する4-1-4-1を採用している。

前半、試合をより思い通りに進めていったのは、ビジャレアル。守備時にはG・モレノが最前線に残ってM・ゴメスが最終ラインに入る5-3-2となり、アトレティコのJ・フェリックスを中心とした攻撃を完全に封じ込め、ボールを奪うとG・モレノを中心とした崩しでシメオネ監督率いるチームを動揺させている。アトレティコはシュート数で勝ったが枠内に飛んだボールはなし。一方のビジャレアルは19分、マリオがミドルシュートからゴールをうかがったが、これは片手を思いっきり天にかざしたGKオブラクにセーブされている。

後半は、どちらもボールを持ったら連係で崩そうと試み、ボールを持たれたら堅守でそれに対応する展開。ともに決定機を迎えるには至らず、しかし守備はしっかり機能しているという何とも動かしがたい状況が続いた。最初に動きを見せたのは、勝利を義務付けられるシメオネ監督。70分にルイス・スアレス、、アンヘル・コレアをベンチに下げてジエゴ・コスタ、カラスコ、ジョレンテを投入した。対してエメリ監督は71分にパコ・アルカセルをチュクウェゼに代え、チュクウェゼをそのまま1トップに据えている。

シメオネ監督はさらに75分に今季3試合目にして初めて輝きを失ったJ・フェリックスを下げてエクトル・エレーラをピッチに立たせて攻守のバランスを強化。以降はアトレティコがボールを保持するようになったが、やはり枠に向けてシュートを放てない。エメリ監督は85分にようやく2枚目の交代カードを切り、マヌ・トリゲロスを下げて久保を入れている。ビジャレアルはこの交代を機にシステムを普段の4-4-2に戻して、久保を右サイドハーフ、チュクウェゼ&G・モレノを2トップに配している。

昨季アトレティコ戦で際立った存在感を見せた久保は、ボールを持てば積極的にドリブルを仕掛けたが、やはりアトレティコの警戒感は強い。左サイドバックのロディらを中心に、2人以上でそのプレーを潰されていった。結局、試合はスコアが動かぬまま終了のホイッスル。ビジャレアルはここまでの成績を2勝2分け1敗、アトレティコは1勝2分けとしている。

コメント