レアル・マドリーが再びアトレティコ・デ・マドリーからカンテラを「奪い」ました。2017年、テオ・エルナンデスの移籍をきっかけに、2010年にイバン・サエスの獲得後に結ばれていた「不可侵協定」が破られました。当時、コンチャ・エスピナのクラブ(レアル・マドリー)はアトレティコからサエスを獲得し、両クラブ間で大きな騒動に発展。最終的にフロレンティーノ・ペレスとミゲル・アンヘル・ヒル・マリンが有名な「不可侵協定」に署名しました。この協定はテオの移籍で破られましたが、カンテラに関しては2022年まで守られてきました。ちなみに、イバン・サエスは現在30歳で、すでに現役を引退しています。
さて、レアル・マドリーは新たにガブリエル・スアレス・カストレロを獲得しました。8月に19歳になるミッドフィールダーで、昨シーズンはルイス・ブエノ監督の下でアトレティコのフベニールA(U-19カテゴリー)でプレーしていました。
しかし、昨年12月以降、契約延長を拒否したことで出場機会が途絶えました。アトレティコは翌シーズンも残る意志のある選手を優先起用する方針を取りました。これはクラブが将来性のある選手を育成する上で一般的な慣行です。
こうして、2021年にスポルティング・ヒホンからアトレティコ・マドリーに加入したガブリエル・スアレス・カストレロは、自由移籍でレアル・マドリーへ移ります。アストゥリアス出身の彼は、レアル・マドリーのフベニールAでプレーする見込みですが、レアル・マドリーCやカスティージャでの出場機会も期待されています。
不可侵協定が破られて以来、バルデベバス(マドリードの練習拠点)へ移籍したアトレティコのカンテラ出身選手は複数います。その中でも特に注目されているのは右サイドバックのヘスス・フォルテアで、トップチームデビューの可能性まで噂されています。また、ゴールキーパーのセルヒオ・メストレはトップチームの招集メンバーにもたびたび名を連ねています。
近年、レアル・マドリーはアトレティコのカンテラ出身選手を特に注視しており、ルベン・ゴメスやホルヘ・ラハドのような有望選手の獲得を試みたものの、両選手はこれを断りました。
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