ヤノ・モンセラーテ、ルーマニアで勢いをつける

スペインU-19代表は、先週行われた欧州選手権の決勝でオランダに敗れ、このカテゴリーでのタイトル防衛は果たせませんでした。それでも代表チームは良い印象を残しました。そしてそこにはアトレティコ・マドリーの選手が3人いました。オマール・ジャネ、ダニ・ムニョス、そしてヤノ・モンセラーテです。

3人とも決勝戦に先発出場しましたが、特に中盤のモンセラーテは大会を通して最も際立ったアトレティコの選手となり、Sofascoreが選出した大会ベストイレブンにも名を連ねました。

サラゴサ出身のモンセラーテは5試合すべてに出場し、そのうち4試合で先発。スペイン代表のプレー面での貢献に加えて、大会を通じて1ゴール2アシストを記録しました。

この欧州選手権でのパフォーマンスは、アトレティコBに所属する彼にとって大きな弾みになるはずです。彼はアカデミーの大きな逸材の一人と見なされており、2024年1月にサラゴサから移籍してきました。サラゴサ側は「選手とその周囲の決断を深く残念に思う」と表明しましたが、アトレティコは彼への投資を明確に示していました。

現在はフェルナンド・トーレス監督率いるBチームに定着しており、ディエゴ・シメオネ監督も彼を注視しています。実際、昨年夏には香港ツアーの遠征メンバーにも選ばれ、トップチームの親善試合に出場する経験も積みました。

ルーマニアで行われたU-19欧州選手権で得たこの勢い（大会ベストイレブン入り）を生かし、19歳で2027年まで契約を結ぶヤノ・モンセラーテが、来季さらに一歩前進し、アトレティコ・マドリーが寄せる期待に応えることが求められます。