ビジャレアル、リケルメを完全に除外：「そのポジションは埋まっている」

アトレティコ・マドリーは、来たる2025/26シーズンに向けた補強だけでなく、放出の可能性についても動いています。新プロジェクトのための補強は前シーズン同様、大きな経済的負担を伴う見込みで、昨季はクラブ全体で1億8,000万ユーロ以上を費やしました。そしてそれは、放出も求められることを意味します。

この文脈で、放出される名前の一人がロドリゴ・リケルメです。彼は出場機会を必要としており、昨季はシメオネの構想に食い込むことができませんでした。当初は、直接的または並行的に、アレックス・バエナ獲得の取引の一部となる予定でした。実際、リケルメ本人もカステジョン行きを非常に前向きに捉えており、自分のような若手で成長の余地がある選手に多くのチャンスを与えるクラブだと評価していました。

しかしビジャレアル側は、最終的にこのマドリード出身選手の獲得を明確に見送りました。現在、黄色いクラブにとって彼の加入は完全に除外されています。これについてチームの監督であるマルセリーノ・ガルシア・トラルが『Cadena Ser』の『El Larguero』で語りました。

「現時点で我々はそのポジションは埋まっています。しかも二人の選手がいて、どちらもとても良い選手です。モレイロには信頼を寄せ、獲得を決断しましたし、さらにイェレミ・ピノは国際的な選手で、このシーズンは前十字靭帯のケガから当然の流れとして徐々に調子を上げてきました」とアストゥリアス出身の指揮官は説明しました。

「そして今日現在、何の放出もなければ、そのポジションは完全に埋まっています。これでリケルメが魅力的な選手でないということを言いたいのではありません。とても良い選手だと思います。ただ現時点では我々にとっては居場所がなく、むしろ他のポジションの補強や強化が必要だからです。そのポジションはすでに埋まっているのです」とビジャレアルの監督は述べました。

現在、話は別の方向に進んでおり、ロドリゴ・リケルメを本気で欲しているのはレアル・ベティスです。移籍金は1,500万ユーロ程度になる可能性があります。選手はマヌエル・ペジェグリーニのお気に入りで、リケルメ本人もまた、自身が愛するアトレティコでは得られなかったチャンスを求め、歴史あるセビージャのクラブへの移籍を前向きに考えています。