アトレティコ・マドリーは、2025/26シーズンに向けた補強を進めています。ジョニー・カルドーソの獲得はすでに決定しており、今週中には書類や保証金などのやり取りが完了する予定です。そして同時に、今夏のマーケットでクラブが行う最大級の補強のひとつになるであろうアレックス・バエナの獲得も、決定的に前進しています。ビジャレアルが望んでいたように、固定額と変動額を含めて5,000万ユーロ規模になる見通しです。
それほど決着が近い状況で、ビジャレアルの監督であるマルセリーノ・ガルシア・トラルも、すでに彼を「失ったもの」として扱い、来季のプランを彼抜きで考えています。そのことを本人が『El Larguero』で語りました。マヌ・カレーニョから「失ったと見ているのか」と問われると、「はい、ほぼそうです」と即答しつつも、あまりに明白になるのを避けるように補足しました。「失ったとも言えないけれど……彼は私たちと一緒にいて、この1年半で彼のサッカー能力を堪能させてもらった。とても良かったです。サイクルというものは始まりがあって終わりもあります」と述べ、明らかに移籍が最終段階であることを認めています。
マルセリーノ監督は、特にビジャレアルのようなクラブではこれは自然なことだと説明しました。「サッカーには三者がいます。選手を保有する側、保有したい側、そして選手本人です。この三者が合意すれば、監督は順応しなければなりません。そして、その非常に良い選手を失うことになるクラブとして、みんなで解決策を探すしかない。私たちもそうするつもりです」と語りました。
実際、ビジャレアルはすでに数週間前から後継者を確保しています。「モレイロの獲得は、遅かれ早かれこうなると予想してのことでしたし、その時が近づいていると思います」とマルセリーノ監督は述べました。
シメオネはきっと活かしてくれる
ビジャレアルの監督は、アレックス・バエナがディエゴ・パブロ・シメオネのもとでさらに成長できるだろうと確信しています。「私はアトレティコの人間ではなく、ビジャレアルの人間なので、それはアトレティコが解決することです。でも、シメオネならきっと彼のために理想的な状況を見つけ出し、彼が最大限のパフォーマンスを発揮して、持っているすべてのサッカー的な引き出しを見せられるようにするでしょう。そうなれば、アトレティコのファンも、監督も、チームメートも、そして彼自身もきっととても満足するでしょう」と、『Cadena Ser』の『El Larguero』で語りました。
また、アトレティコが獲得する選手の質についても強調しました。「アレックスは本当に良い選手です。若くして、最後の局面で“ひらめき”を見せられる選手です。多くの選手にとって難しい場面で、より良い解決策を見つけ出し、それを正確に実行できるのです」とその長所を説明しました。
「ゴールへの関与、つまりアシストや得点での貢献をこの18か月間、そしてそれ以前から振り返ってみても、彼は決定的な選手だと分かります。私たちは彼と一緒に過ごせて楽しかったし、彼を助けようとしたし、彼も私たちをとても助けてくれました。そして今、すべての状況から見て他のクラブへ行くことになりそうなので、もちろん彼にはふさわしい幸運を願っています」と、アトレティコへの移籍を前提とした別れの言葉を締めくくりました。
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