「かなり進んでいるし、コレアは来たいと思っている」

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去る5月18日、アンヘル・コレアはアトレティコ・マドリーのファンに対して“自主的な別れのあいさつ”を行いました。この日はチームのホーム最終戦であり、アルゼンチン人フォワードは自らの退団を既定路線とみなしていました。しかし約1か月が経過した現在、背番号10のコレアはクラブ・ワールドカップに出場中で、メトロポリターノでは依然として彼の退団に関する正式な合意には至っていません。

そんな中、ティグレスが再びコレア獲得に乗り出しました。ただし、ティグレスが提示したオファーは、アトレティコ側にとっては不十分と見なされています。というのも、コレアはスタメンではないものの、常に最初に投入される交代要員として特別な役割を担っているからです。メトロポリターノとしては、コレアを放出するのであれば、最低でも1,000万〜1,500万ユーロの移籍金を求める意向です。

数時間前、ティグレスの監督であるグイド・ピサーロ氏は記者会見で次のようにコメントしました。「アンヘルの件は、かなり話が進んでいると聞いていますし、彼自身も来たがっています。できるだけ早く決着がつくことを願っています。」

さらにアルゼンチン人監督は、コレアが自チームの戦術に適していると語りました。「アンヘルは、我々のプレースタイルに合った特徴を持っています。前線3枚でも2枚でも、中盤でもプレーできます。いろいろな場面で戦術にフィットする選手ですが、我々は名前だけでなく、その先にあるものも探しています。」

なお、コレアの代理人はすでにティグレス側と個人合意に達しており、来季からメキシコのクラブでプレーする見込みです。契約内容は年俸500万ユーロで、アトレティコ時代に受け取っていた350万ユーロを大きく上回ります。さらに、モンテレイの税制上のメリットにより、実質的な手取り額も増えることになります。

とはいえ、アトレティコ・マドリーは依然としてコレアとの契約が1年残っており、クラブ側との正式な退団合意が必要です。シメオネ監督はコレアを非常に気に入っており、戦力としても重要視しています。この点が、最終的な合意に至るうえで最大の障害となるでしょう。この件について、メキシコ側からはティグレスが再度クラブと連絡を取る予定であることが報じられています。

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