パブロ・イバニェスとヘスス・アレソを中心に、オサスナファン(オサスニスモ)は今後の動向に注目しています。今夏、両選手はともに現在もクラブに所属していますが、一方は移籍が確実視され、もう一方もほぼ間違いなく移籍すると見られています。
シーズン終盤に差しかかるにつれて、サイドバックとミッドフィルダーの2人に関しては、契約延長がなされないのではという噂が一気に広まりました。クラブ側は、選手本人が希望しているにもかかわらず、イバニェスとの契約延長交渉がまとまりませんでした。一方、アレソは、素晴らしいシーズンを過ごしたことで、2つのクラブが関心を示していると報じられています。
ビセンテ・モレノ監督は、ミトゥルバ出身のアレソを28試合に起用し、合計1,289分の出場時間を与えました。これは、ジャゴバ・アラサテ前監督の下での昨シーズン(33試合出場、1,142分)と比べると、試合数は少ないながらも出場時間は増えています。アレソはマネジメント代理人との契約更新にも至らず、最終節のエスパニョール戦ではエル・サダールのファンから大きな拍手で見送られました。彼の流した涙は、ロヒージョ(オサスナの愛称)のユニフォームを着る最後の試合となったことを物語っていました。
アレソに関しては、いくつかのメディアが退団の可能性について報じています。ビルバオのアスレティック・クラブとアトレティコ・マドリーが獲得を検討しているとされており、彼の契約解除金1,200万ユーロの存在も、特に前者にとっては障害にならないようです。なお、アレソはかつてアスレティックのカンテラに在籍しており、その後オサスナに復帰しています。
イバニェスの契約は14日後に満了を迎えます。その時点で退団が正式に発表される可能性があります。アラベスが最も強い関心を示しており、オサスナと似たレベルのクラブでプレーを続けるには良い選択肢と見られます。
一方、アレソの去就はまだ明らかになっておらず、今後の夏の動き次第となります。選手の保有権を持つクラブ側は、かねてより他の選手たちと同様に、契約解除条項を基本とした方針を貫いており、今回も例外ではないようです。
いずれにせよ、ラ・リーガのシーズンはすでに3週間前に終了しており、現時点ではオサスナの公式サイトには2人の名前が掲載されています。プレシーズンのスタートは7月初旬が予定されています。
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