ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、アトレティコ・マドリーと個人合意に達した。しかし、バルセロナの役員の中にはライバルへの移籍を望まないものも存在する。『Goal』の取材で明らかとなった。
今夏就任したロナルド・クーマン監督に戦力外通告をされたスアレス。一時はユヴェントス移籍が間近に迫っていたが、パスポートの関係でセリエA王者は獲得を断念しており、去就は未だ不透明な状況だ。
そんなウルグアイ代表FWに対して、アトレティコが接近。アトレティコはFWアルバロ・モラタをユヴェントスへと放出することが決定的になっており、選手はすでにメディカルチェックのためにトリノ入りしている。コロナ禍で深刻な財政難に陥る中、モラタ放出で浮いた予算を使い、スアレスとの契約を目指している。
だが、スアレスとの契約は難航が予想される。バルセロナとの契約が2021年まで残る同選手は、未だ契約解消で合意に至っていない。幹部の一部は、ラ・リーガを争うライバルクラブへの放出に難色を示していることが分かっている。アトレティコはすでに選手本人と年俸900万ユーロ(約11億円)の2年契約で口頭合意に達しているものの、土壇場で決裂する可能性を危惧しているようだ。
そしてスアレス獲得が失敗に終わった場合に備え、アトレティコは現在フリーのFWエディンソン・カバーニ、昨季レアル・サラゴサでプレーしたコロンビア代表FWルイス・スアレスの関心を強めていることも明らかとなっている。
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