数日前、次回のラ・リーガの開催日程が発表されました。しかし、その中でも大きな不確定要素となっているのが、アトレティコとレアル・マドリーが開幕節にどうなるかという点です。両チームはスペイン代表としてクラブワールドカップに出場し、もし決勝まで進出すれば7月13日まで大会が続く可能性があります。そのため、8月17日〜18日の週末に予定されている開幕戦への出場は困難とみられています。さらに、一部では両クラブが開幕節でダービーマッチからスタートするのではないかという噂まで出ており、日程調整の可能性も示唆されています。
この件について、ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、ラ・リーガ・フューチャーズの大会終了後にコメントを出しました。「ダービーを開幕戦で行うことは検討されていませんし、現時点ではレアル・マドリーもアトレティコも開幕節を欠場するという話もありません。今後、関係機関と協議しながら必要な判断をしていきます」と述べました。
また、現時点ではAFE(スペインサッカー選手協会)によって選手に認められている3週間の休暇は尊重される方針であることも明言しました。そのため、アトレティコまたはマドリーがクラブワールドカップの決勝に進出した場合、リーガ開幕に向けた準備期間はわずか1週間しかありません。
「我々の大会運営をクラブワールドカップに振り回されるわけにはいきません。ヨーロッパのリーグやクラブが賛成していない大会ですから。その大会によって日程が左右されることは、リーガにとってマイナスなのです」と、厳しい姿勢を示しました。
また、ラ・リーガの開幕に影響を与えるもう一つの要因として、カンプ・ノウの改修工事が挙げられています。これにより、バルセロナはホーム戦の開催が遅れる可能性があります。このような事態は、過去にアトレティコがメトロポリターノを使用開始した際や、レアル・マドリーがベルナベウを改修した際にも起きており、前例があります。
「スタジアムを改修しているクラブには、開幕を遅らせることが認められています。これは論争の的ではありません。大事なのは、すべてのチームが一斉にスタートを切るという点であり、開幕節は象徴的な意味を持ちます。クラブワールドカップの影響で試合が延期されるのは、スタジアム改修とは違います。重要なクラブの試合が延期されることで、リーグの信頼性に悪影響を及ぼします」と、開幕戦についての考えを述べました。
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