アトレティコ・マドリーのレジェンド、ディエゴ・ゴディンは2024年に現役を引退しましたが、クラブを離れて以降も、ロヒブランコのユニフォームを愛する「コルチョネロ」の一人としてアトレティコを応援し続けています。そんな彼は、自身の古巣について語るにふさわしい存在であり、特にフリアン・アルバレスの存在を強調して、「彼はすでにサッカー界にとって大きな発見である」と述べています。
FIFA.comのインタビューによれば、ゴディンはアルゼンチン人のアルバレスに惜しみない称賛を送っています。「彼はすでに全てを勝ち取っているけれど、それでも私は疑いなく、彼が今大会の主役の一人になると確信しています。実際にそうなっており、しばらく前からずっとそうだったのです。ただ、それはチーム全体の状況にも大きく左右されるでしょう」と語りました。
“ファラオ”ことゴディンにとって、「フリアンのアトレティコ・マドリーへの適応は驚異的です。」
「これまで同じように“チームの得点源としてやってくる”という看板を背負って加入してきた選手たちの中で、それが簡単だった者は誰もいません。グリーズマンにも、すでにクラブにいたジエゴ・コスタにも、ファルカオにも、最初の数か月は決して簡単ではなかったのです。なぜなら、アトレティコのプレースタイルは非常に多くのことを選手に要求するからです」と述べました。
「フリアンの適応は本当に驚きです。彼はすぐに結果を出しました。それこそ、どんな監督にとっても理想的なことです。選手が到着し、ユニフォームを着てすぐに結果を出してくれることが」と彼は付け加えました。
さらに、今大会で最も優れたディフェンダーになる選手として誰に賭けるかという質問に対して、ゴディンは迷うことなくこう答えました。「私はヒメネスに賭けます。今年は今までになくコンスタントにプレーできており、それが今まで足りなかったことです。彼はこれまで怪我が多く、なかなか継続的に出場できませんでしたが、今年は大半の試合に出場しており、非常に高いレベルでプレーしています。私たちが知っている彼のベストな状態にあるのです。この競争力のおかげです。だからこそ、ホセ・マリア(ヒメネス)にはこの状態を維持してもらい、チームに貢献し続けてもらいたいです。彼がいるときの守備と、いないときの守備はまるで別物ですから」と述べました。
ゴディンはまた、自身の元所属クラブであるインテル・ミラノにも注目しています。現在、インテルはチャンピオンズリーグの決勝に進出しています。「インテルの試合を見るのが本当に好きです。実際、1月か2月くらいから、周囲の人たちには『インテルはチャンピオンズリーグの決勝に行くよ』と言っていました」と話し、さらに「バストーニは、私がインテルに到着したとき、レンタルから戻ってきたばかりの若手でした。今ではチームの主力であり、イタリア代表としてユーロを制した選手でもあります。彼は本当に素晴らしい働きをしており、チャンピオンズリーグの決勝にも進んでいます」と語りました。
FIFAクラブワールドカップの開催国であるアメリカについては、「アメリカのサッカーは目覚ましい成長を遂げています。それは明らかです。選手の数も多くなり、国内リーグの競争力も高まっています。このような状況が、より良い選手たちの流入と、チームの成長、そしてより良い成績に繋がるでしょう。なぜなら、国内の競争こそがクラブに力を与えるからです。それこそが、成長し、国際舞台で競争力を持つための方法なのです」と評価しました。
ウルグアイ代表チームの不在
最後に、今回の大会にウルグアイのクラブが出場していないことについて、ゴディンは次のように語りました。
「もちろん、彼らがいないのは寂しいです。ナシオナルやペニャロールといった歴史あるクラブが、この大会にいないことは残念です。これらのクラブは世界のクラブサッカーの歴史を作ってきた存在です。この2つのどちらかを語るということは、それ自体がクラブサッカー史の中でも最も美しく、最も豊かな歴史を語ることになります。ですが、ウルグアイは現在、自国リーグの競争力向上、そしてさまざまなリソースの強化に取り組んでいます。それは、代表チームの再建と強化にもつながるものです。そして最終的には、インフラの整備、クラブの収入増加といった形で現れ、ウルグアイのクラブが国際大会で再び競えるようになることを、私たち皆が願っています。」
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