シメオネ、レスターの「推進力ある攻撃」を警戒…「個々の特徴を生かしてくる」

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アトレティコ・マドリーは、現地時間12日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでレスター・シティと対戦する。ディエゴ・シメオネ監督は、CL初出場ながらベスト8に残ったレスターに警戒心を示している。

ベスト16でセビージャを破り、欧州8強に名乗りを挙げたレスター。準々決勝で対戦するのは、同じくスペイン勢で昨季のファイナリストでもあるアトレティコだ。

ここまで残ったチームの中では格下だと見られているレスターだが、シメオネ監督はFWジェイミー・バーディーやリヤド・マフレズ率いる攻撃陣を前に油断はできないと前日会見で語った。

「彼らがポゼッションを放棄するとは思わないね。個々の選手の特徴を見極め、それに合ったプレーを見せてくるだろう」

「バーディーやマフレズといった選手にボールが渡ったときは、非常に推進力のある攻撃を仕掛けてくるはずだ。選手のポテンシャルを最大限に生かしてね。それこそが、ヨーロッパの舞台で彼らをここまで押し上げたものだ」

レスターのようなチームはアトレティコを模範にしているのでは、との問いにはこう答えている。

「サッカーに正解はない。どんなプレースタイルにも、真実はないんだ。あるのは、プレースタイルの多様性のみ。我々は労働、謙虚さ、チームとしてのハードワーク、全大会で全力を尽くす姿勢によって、今日のプレースタイルを築き上げてきた」

「アトレティコを鑑のようにしているチームも存在するだろう。なぜなら、勝つためにはいろいろなプレースタイルがあるからだ。我々は常に選手の特徴に基づいてプレースタイルを決めてきた。そうしてチームとして成長してきたんだ」

気を引き締めるアルゼンチン人指揮官は、ファーストレグの結果でベスト4に半歩踏み入れるような状況をイメージしてはいない。

「大差になるような試合は想定していない。両チームのインテンシティ、集中力を顧みればね。非常に拮抗した試合になると予想しており、おそらく決着が着くのはレスターホームのセカンドレグだ」

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