ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ会長はメディアの取材に応じ、今週末で終了する今シーズンを「素晴らしい」と評価し、同クラブがリーグ5位で終え、来季のチャンピオンズリーグに出場することを明かしました。
「今シーズンはチャンピオンズ(リーグ)のような素晴らしいシーズンだったと評価できます。これ以上の言い方はないでしょう。前半戦で30ポイントを獲得し、後半戦では40ポイントを目指しています。正直に言って、素晴らしいシーズンです」と強調しました。
ビジャレアルは、今シーズンから導入される新フォーマットのチャンピオンズリーグに初めて参加します。この点についてロイグ会長は、「以前の年とレベルは同じだと思います。フォーマットが変わっただけで、私たちは6試合を戦う経験がありますが、今度は最初のフェーズで8試合になります」と述べました。
「しかしチャンピオンズリーグには最高のクラブが出場しており、ビジャレアルもその一つになります。第2ポットに入っているということは、上位にいることを示しています。私たちがすべきことは、今年以上の戦力を整えて、良い結果を出すことです。今シーズンは3つの大会に出場しますから」と続けました。
来季のチーム編成については、「CEO(最高経営責任者)の働きは素晴らしいです。もし有力な選手が他クラブに買われたら、それに代わる選手を見つけなければなりません。常に『前年より良いチームを、次の年よりは劣るチームを』という方針です。来季は素晴らしいチームを作るつもりです」と語りました。
「使える分だけお金を使うべきですし、持続可能なチームを作る必要があります。それが我々の進むべき道です。最良の戦力を整える努力をしなければなりません。チャンピオンズリーグはとても消耗が激しいですから、時にその代償を払うことにもなります。みんな大きな夢を持っていますが、重要なのはチャンピオンズでも良い成績を収めること。そして何より大切なのはリーグ戦です」と続けました。
「重要なのは我々自身、ビジャレアルです。選手は状況次第で出入りしますが、それがサッカーの常です。今年も良い選手が加入しましたが、それもCEOの仕事であり、評価されるべきです。今夏は彼の仕事の番です」とも述べました。
今夏の注目株の一人が、スペイン代表MFアレックス・バエナです。冬の移籍市場ではすでに複数の有力なオファーを断っており、アトレティコ・マドリーなどが関心を示しているとされています。「バエナについてですが、今のところ何もありませんし、私も知りません。仮に知っていたとしても、それを言うつもりはありません」と会長は明かしました。
「全員が残留して、戦力を向上できれば理想ですが、状況に応じて判断しなければなりません。やるべきことはたくさんあります。言いたいのは、今季以上のチームを作る必要があるということです」と付け加えました。
最後に、監督のマルセリーノ・ガルシアの手腕についても言及し、「彼の就任は非常に重要でした。昨シーズンにしてくれたこと、そして今季の成果も非常に価値のあるものでした。優れた監督を持つことは最も大切なことです。多くの選手を抱えるチームをうまく管理できる人物が必要です。それをうまくやってくれています」と締めくくりました。
コメント