アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、期待のホープがライバルクラブに狙われている状況を気に留めていないようだ。
マドリーはアトレティコのカンテラーノ(下部組織出身選手)であるDFテオ・エルナンデスを狙っているとみられる。今季アラベスにレンタル移籍している19歳の左SB獲得に、アトレティコとの「紳士協定」を破ってでも確保するため契約解除金2400万ユーロ(約28億円)を準備しているとのことだ。
シメオネ監督はリーガエスパニョーラ第30節レアル・ソシエダ戦(1-0)後、公式会見でマドリーのテオに対する関心について問われ、以下のように答えている。
「私は選手たちの成功を祈っている。シーズン終了後に、クラブがどの選手が残るのか私に伝えてくるだろう。テオとは1カ月前に話をした。正確には、20日前くらいだと記憶している。だから私は彼の考えを知っているし、彼も私の考えを知っている」
選手放出・獲得に際しては、エンリケ・セレソ会長やミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO、スポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏に任せているとシメオネ監督は語る。
「今シーズンのテオの活躍を素直に喜んでいる。サウール(ニゲス)が、ラージョ・バジェカーノにレンタル移籍していた頃と同じだね。ただ、こういった類の質問はセレソやベルタ、ミゲル・アンヘルに向けられるべきだ。今の時期にこういう報道が出ることにはまったく不快感を感じていないよ」
コメント