アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がスペイン『カナル・プリュス』とのインタビューで、サッカーに関する自身の哲学や考えについて語った。スペイン『マルカ』が、同国で13日に放送されるインタビューの一部を紹介している
アルゼンチン人指揮官は同インタビューで、自身がポゼッションサッカーを好んでいないことを、今一度明確にした。
「すべての監督がそうすることを望むが、私はそこまででもない。ポゼッションは相手を快適にするためのものだと思っているからね。ポゼッションが相手に打撃を与えるものならば歓迎するよ。このテーマについては、アクション映画か恋愛映画かという話で、私はアクション映画を好んでいる」
また自チームの選手たちの強みが、謙虚さにあることを説いている。
「我々は他チームの選手たちよりも劣っていることを自覚している。自分たちのことを理解していることは長所であり、ほかよりも優れていると考えれば4失点を許してしまうだろう」
「一方で、私の選手たちが決勝という舞台に強いことは分かっている。決勝は死ぬ覚悟で臨むものであり、彼らは死を恐れていない」
FWフェルナンド・トーレスのアトレティコ帰還については、次のように述べた。
「トーレスの到着は刺激的だ。アトレティコはここを自分の居場所と考える人間を取り戻した。我々は過去の彼を発見することになるだろう。フェルナンドはここで愛され、また敬意を集める人間だ。高いクラスの選手であり、競争に臨むためにここにやってきた」
ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とともに候補に残るFIFAバロンドール監督賞にも触れている。
「監督を最高の存在とするのは、選手たちにほかならない。監督の違いは経験だけだよ。グアルディオラからは、『ボールを扱うことを好む選手たちに恵まれた私の幸運を、君は分かっていないよ』と言われたことがあるね」
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