アンチェロッティ監督、宿敵復帰のトーレスに「プレー前からファンを高揚させている」

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1部所属のチームにとっては2ラウンド目となる5回戦で早くも“マドリード・ダービー”が実現したコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)。レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、現地6日に敵地ビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリーと対戦する1st Legの前日会見に臨み、大一番に向けた意気込みを示した。

新年初戦となった現地4日のリーガ・エスパニョーラ第17節ではアウェーでバレンシアに1‐2で敗れ、公式戦の連勝が22試合でストップしたレアル・マドリー。だが、アンチェロッティ監督は、指摘されている疲労蓄積をきっぱりと否定した。

「チームは疲れていない。なぜなら7日間のクリスマス休暇があったからだ。実際、バレンシア戦の終盤も相手以上に球際の厳しさを見せることができた。足りなかったのはインテンシティではなくゴールだったに過ぎない。それゆえ、今回の一戦でも同様の意欲と姿勢で戦うことになる。いくつかのポジションで変更を行う可能性もあるが、現在考えられるベストメンバーで臨むつもりだ」

アンチェロッティ監督は一方、アトレティコ・マドリーを「ヨーロッパで最も優れた1チーム」と称賛すると共に、今回も最近のシーズンと同様に拮抗した試合になると予想した。

「我々はお互いを良く知っており、今シーズンも何度も対戦することだろう。2チームは各々のプレースタイルを持ち、それを前面に押し出して戦うので、そういった意味で目新しさはない。それゆえゲームプランはこれまでと変わらない。どちらのチームも厳しい試合を想定して準備を進めており、ピッチで力をより多くを出せた方が勝ち名乗りを上げることになる」

今回の一戦に向けては、敵将のディエゴ・シメオネ監督が、7年半振りに古巣復帰を果たした元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの先発起用を明言しているが、アンチェロッティ監督も、これまで何度も“マドリード・ダービー”を経験している同選手が大一番に向けてクラブにもたらしている効果を警戒した。

「トーレスはプレーする前から既にファンを高揚させている。彼には高いクオリティと豊富な経験があり、自らを盛り上げることによりこういった雰囲気を作り出している。今回の試合には、最高のプレーをすべく最大のモチベーションで臨んでくることだろう」

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