アトレティコ・マドリーは、来たる夏の移籍市場で複数の選手を獲得する予定です。これは、今シーズン当初に計画されたチーム再編の後半部分にあたります。
その中でも、少なくとも1人の中盤選手、つまり純粋な守備的ミッドフィルダーを補強するという考えがあります。そして、その選択肢の一つがトーマス・パーティです。彼はかつてアトレティコに在籍しており、ラ・リーガとクラブをよく知っており、卓越したサッカーの資質を持ち、さらにアーセナルに移籍した当時よりも遥かに豊富な経験を積んでいます。そして、何よりも重要なことに、彼の契約は来夏に満了を迎える予定であり、もし実現すればフリーで加入できる見込みでした。
しかし、その話は当初想定されていたよりも複雑になりつつあります。アーセナルは現在、トーマス・パーティに対して新たな契約を提示する準備を進めており、かつては彼を放出する姿勢を見せていたものの、方針を転換しようとしています。
特に、パーティがチャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリーを破る上で果たした重要な役割――守備力と正確なパス精度を示した点――が、この決定に大きく影響を与えました。これに加え、ミケル・アルテタ監督自身の意向も影響しています。
アルテタ監督は、パーティの契約更新について問われた際に、「はい、すべての選手と前進しています。アンドレア(ベルタ、スポーツディレクター)とクラブに任せ、彼らが決定し、発表することになります」とコメントしました。「我々の意図は非常に明確です。アンドレアとクラブに一歩前進してもらいます」とも述べています。
しかし、ESPNは、アーセナルが新契約にあたり、パーティに「重要な譲歩」を求める方針であると報じています。これは、選手が好調であるにもかかわらず、です。
アーセナルの要求
その譲歩とは、ロンドン北部に留まるためには給与の減額を受け入れることです。『デイリー・テレグラフ』も、特にパーティが2024/25シーズンに際立ったパフォーマンスを見せたことを踏まえると、彼が他の有名選手たちよりも低い年俸を受け入れるかどうか疑問を呈しています。
FCバルセロナやアトレティコ・マドリーといったクラブは、ガーナ人選手の動向を注視しています。そして、もしパーティがアーセナルと契約を更新しない場合、アーセナルはレアル・ソシエダ所属のマルティン・スビメンディを後任候補としてリストアップしている模様です。
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