ロシア代表監督のファビオ・カペッロ監督が、28日付けのスペイン紙『マルカ』のインタビューに応え、ミランからアトレティコ・マドリードへの移籍が内定したとされるFWフェルナンド・トーレスについて言及している。
ドバイで行われた「グローブ・サッカー・カンファレンス」に出席したカペッロ監督。同紙のインタビューに対し、自身の古巣ミランで輝くことが出来なかったトーレスについて、「ミランとチェルシーでは成功できなかった。しかし、彼は(過去に)全てを手に入れたんだ。彼は素晴らしい選手だけど、アトレティコ・マドリードやリヴァプール時代には持っていた得点力や自信を失ってしまった」と述べ、同選手の不振は自信を失っていることにあるとした。
そんな輝きを失っている元“神童”を指導することになるのは、アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督だ。カペッロ監督はシメオネ監督について、「彼は全てにおいて成功してきた。それはトーレスにとってもいいことだ。これは戦術の問題ではなく信頼の問題なんだ」と語り、シメオネ監督がトーレスに信頼を寄せることができれば、トーレスは復調するだろうと予想している。
続けて「(シメオネ監督は)少しシャイなところもあるが、トーレスもアトレティコでならもう一度自分を見つけることができ、チョロ(シメオネ監督の愛称)に感謝することになるだろう。彼は復活できるよ」と、シメオネ監督のトーレス再生に太鼓判を押した。
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