ラージョ・バジェカーノの監督であるイニゴ・ペレス氏は、アトレティコ・マドリーに勝つためには「卓越性を追求しなければならない」と述べ、さらに「一見すると不公平な戦いに反抗することが必要です」と水曜日の会見で語りました。
バジェカーノは、2敗1分と3試合未勝利という悪い流れの中にありますが、アトレティコとの対戦を前に、勝利を目指して前向きな気持ちで新たな一戦に臨もうとしています。
「アトレティコ・マドリーのレベルは承知しています。実績豊富なチームで、長年率いている監督がいて、非常に明確なアイデアを持っています。勝利するには再び卓越したプレーを見せなければなりませんし、それがどれだけ難しいかも認識しています。それでも、彼らに勝利して悪い流れを断ち切るという希望を持たなければなりません」と、ペレス監督は記者会見で述べました。
アトレティコ・マドリーとのレベルや予算の差があるにもかかわらず、ペレス監督は、対等に戦う自信を示しました。「もちろん私たちはメトロポリターノで戦えます。彼らが偉大なクラブだからといって、私たちは諦めるつもりはありません。一見すると不公平な戦いに対して反抗しなければなりません。私たちは勝点を得ることを目指します。どんな相手であろうと勝点は勝点です。外部から見れば、強豪相手の勝点はより価値があるように思われるかもしれませんが、私は選手たちに、過去のことは忘れなければならないと伝えました。勝利こそがすべてです」と語りました。
ナバラ出身のペレス監督は、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督についても称賛を送り、「アルゼンチン人監督の最も好きなところの一つは、相手チームへのリスペクトです」と述べました。「大きなクラブの指揮官でありながら、対戦相手への最大限の敬意を持っている姿勢が見て取れます。どんな相手でも変わらず向き合い、どの試合に対しても謙虚に準備する姿勢がとても好きです」と述べたうえで、「アトレティコ・マドリーは、シーズン中のあらゆる逆境から非常にうまく立ち直るチームです」と強調しました。
リーグ戦終了まであと6試合を残し、事実上の残留を確保したラージョ・バジェカーノにとって、次の目標は来季のカンファレンスリーグ出場権が与えられる8位でのフィニッシュです。
「“決勝戦”という言葉を使ったのは、感情面を表現するためです。試合を重ねるごとにプレーが重たくなり、輝きが失われていきます。戦術やプレーは変えられても、“決勝戦”という言葉は刺激になるはずです」と述べました。
「ラージョが残り6試合で41ポイントを持っている、そんな状況がまたいつ訪れるのかを考えるべきです。願わくばマジョルカ戦の日には、誰も何もかかっていない金曜日や土曜日ではなく、違うタイミングで試合ができればと思います」とも述べました。
なお、今回の試合でラージョが欠くのは、アトレティコ出身で現在負傷中のセルヒオ・カメージョです。2月7日以来、左足第5中足骨の骨折により離脱しています。
「カメージョは一歩ずつ前進していますが、複雑なけがですので慎重に対応する必要があります。現時点では順調に回復しており、状態は少しずつ良くなっています」と締めくくりました。
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