コレア、処分解除が確定も、シーズン終盤の行方は不透明

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アトレティコの監督ディエゴ・パブロ・シメオネは、残り7試合となったこの終盤戦において、チームにとって重要な戦力を再び起用できることになります。クラブワールドカップという今季の締めくくりが控えている中でも、それは大きな意味を持ちます。

それは、アンヘル・コレアのことです。アルゼンチン人フォワードは、ついにヘタフェ戦での行為によって受けていた出場停止処分を終えました。あの試合では、彼は無謀なタックルによって退場となり、その後ピッチを去る際に主審クアドラ・フェルナンデスに対して、「クソ野郎、腰抜け。お前の母親の〇〇」と暴言を吐きました。

その結果、コレアには合計5試合の出場停止処分が科されました。1試合はレッドカードによるもので、残り4試合は主審への暴言に対する処分です。

スペインサッカー連盟(RFEF)の規律委員会は、このコレアの発言を「侮辱」と判断し、「軽視」ではないとしたことで、規律規定第99条が適用されました。この条項では、4試合から12試合の出場停止が科される可能性がありました。結果として、コレアはラ・リーガのバルセロナ戦、エスパニョール戦、セビージャ戦、バリャドリード戦、そしてコパ・デル・レイのバルセロナ戦の計5試合を欠場することとなりました。

そして、今週末に予定されているUDラス・パルマス戦に向けて、コレアは再び招集可能となり、シメオネ監督の指揮下で出場するチャンスを得ます。

シーズンの終わりは、アトレティコでの“終わり”に?
しかし、ロサリオ出身のコレアにとっては、このシーズン終盤が、アトレティコでのキャリアの終焉を意味する可能性もあります。彼の契約は2026年夏までとなっていますが、近頃は退団を示唆する兆候が強まってきています。

クラブ内にはコレアを引き留めたいと考える一派も存在しますが、契約満了まで1年余りとなる中で、本人に延長の意思が見られないことから、移籍金を得るための売却を検討する動きも出てきています。

なお、リーベル・プレートの監督マルセロ・ガジャルドは、過去3度にわたってコレアの獲得を試みており、今回再びアプローチをかけると見られています。さらに、彼に関心を寄せているのはリーベルだけではありません。トルコの複数のビッグクラブが動向を注視しており、メキシコのティグレスもすでに交渉を進めているとされ、彼の新天地となる可能性があります。

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