数日が経過しましたが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ、レアル・マドリー戦のPK戦でVARにより取り消されたフリアン・アルバレスのPKが依然として議論の的となっています。審判から引退した選手まで、多くの専門家がこの判定について意見を述べており、ファン・バステン、リネカー、シアラーといった元選手たちも、審判団の判断に驚きを隠せない様子です。
この件について最も多く発言している人物の一人が、元国際審判員であり、現在は「SER」のコメンテーターを務めるエドゥアルド・イトゥラルデ・ゴンサレス氏です。彼はすでに、IFAB(国際サッカー評議会)の「規則14」の適用について疑問を呈しており(このルールでは、ボールが明確に動かなければならないとされているが、今回のケースではそうなっていなかった)、さらに新たな見解を示し、”ラ・アラーニャ”のPKが合法である可能性を示唆しました。
「アトレティコ・マドリーの主張を裏付ける可能性がある非常に重要な新要素…『同時に2回触れる理論』。フリアン・アルバレスがレアル・マドリー戦でのPKで2回触れたのが同時だった場合、そのPKは合法なのか?」このように問いかけられたイトゥラルデ氏は、スペインのラジオ番組「Carrusel Deportivo」でこう答えました。「はい。どんなフリーキックでも、一方の足ともう一方の足で同時にボールに触れた場合は合法です。これはルールです」
彼はさらに続けます。「2回の接触が反則となるのは、ボールが動き出した後です。現在、IFAB(国際サッカー評議会)とUEFAの間で議論されているのは、『ボールがいつ動き始めたと見なされるか』という点です。現状ではその判断基準が曖昧なため混乱を招いています。彼ら(IFAB)は、この点について明確な基準を設けようとしています。彼らが決定権を持っているので、その結論を待っている状態です」
また、彼は次のようにも述べています。「私個人としては、フリアン・アルバレスの2回の接触が同時だったかどうか? これは非常に難しい問題です…ある人にとっては『イエス』、ある人にとっては『ノー』でしょう。サッカー界で議論されるべきなのは、フリアン・アルバレスのボールが動いていたのかどうかという点です。それ以外はすべてノイズにすぎません」
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