元サッカー選手であり、元FIFA技術開発ディレクターのマルコ・ファン・バステン氏は、マドリード・ダービーのPK戦でフリアン・アルバレスが犯したとされる物議を醸すハンドについて自身の意見を述べました。同氏は、アトレティコ・マドリーの選手がボールに触れたのは一度だけであり、UEFAには審判団の判定を訂正する義務があると主張しました。
これまでも審判の判定に対して批判的な立場を取ってきたファン・バステン氏は、自身のSNSでこの件に関する見解を示し、さまざまな角度からの映像を共有しながら、PKの判定が誤りであったことを証明しようとしました。
「私はレアル・マドリーのファンでもアトレティコ・マドリーのファンでもありません。しかし、フリアン・アルバレスはボールに一度しか触れていません。UEFAはこれを正す義務があります」と、オランダの伝説的ストライカーは語りました。
この批判は、アトレティコ・マドリーやそのサポーターたちの抗議にも呼応するものであり、UEFAが介入して、この試合でアトレティコに不利な判定を是正すべきだとする声が高まっています。
シアラーとリネカーも批判
ファン・バステン氏だけでなく、他のレジェンドたちもこの判定に疑問を呈しました。イングランドの伝説的ストライカー、アラン・シアラー氏は、この件に驚きを隠せない様子でした。
「フリアン・アルバレスのPKを100回以上見ましたが、彼がボールに2回触れたという決定的な証拠は未だに見つかりません。完全にでたらめです」と、イギリスのテレビ番組でコメントしました。
また、元イングランド代表のゲーリー・リネカー氏も、「もしフリアン・アルバレスのゴールが認められていたら、誰も何も言わなかったでしょう。まず最初に接触があったのかどうか確認するために、リプレイを100回も見る必要があったのです」と指摘しました。
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