9日に行われたチャンピオンズリーグ・グループA最終節、ユヴェントス対アトレティコ・マドリーの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。アトレティコに続き、ユーヴェの決勝トーナメント進出が決まっている。
勝ち点12で首位のアトレティコは、負けなければグループ首位通過が確定。同9の2位ユヴェントスは、2点差以上で勝てば首位通過、敗れれば敗退の可能性もある状況で最終節を迎えた。
風邪でマルキージオが欠場したユヴェントスは、中盤でペレイラを先発起用。アッレグリ監督が首位通過を狙うと話していたとおり、立ち上がりから積極的な姿勢を見せる。
だが、最初に決定機をつくったのはアトレティコ。7分、ペナルティーエリア内での空中戦から、セカンドボールをつないでコケへ。フリーの絶好機だったが、シュートはGKブッフォンに阻まれた。
先制点が欲しいユーヴェは、ボールを持って攻撃を仕掛けるが、アトレティコの堅い守備を崩せない。19分には至近距離からのテベスのシュートがゴディンの腕に当たったが、意図的ではないとして主審は笛を吹かなかった。
一方のアトレティコは落ち着きを保ちつつ、ユーヴェの隙をうかがう。24分にはシケイラのヘディング、43分にマリオ・スアレスのミドルと、いずれもブッフォンのセーブに遭ったが、ユーヴェを上回るシュートを放って前半を終える。
他会場でオリンピアコスがリードを奪ってハーフタイムを迎えたこともあってか、後半に入るとユヴェントスがさらに前へ出る。54分にポグバ、57分にビダルと、立て続けにシュートに持ち込むが、GKモヤを破るには至らない。
アトレティコを崩せないユヴェントスは、63分にもポグバのロングシュートがモヤを襲う。強烈なシュートでアトレティコ守護神も手前にこぼしたほどだったが、このボールもDFにクリアされる。75分のビダルのミドルシュートも、モヤの手中に収まった。
ユヴェントスが攻め、アトレティコが守る展開が続いたが、他会場でマルメがオリンピアコスに追いついたこともあってか、ユヴェントスも最後は無理をせずボールをコントロール。両チームがまったく選手交代をしないまま、スコアレスでタイムアップの笛を迎えた。
オリンピアコス対マルメの一戦は結局、終盤に2点を加えたオリンピアコスが、4-2と勝利をもぎ取っている。だが、アトレティコの首位通過とユヴェントスの2位通過が決まり、オリンピアコスはわずかに及ばず、ヨーロッパリーグに回ることとなった。
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