アトレティコ・マドリーにとって、セルタ・デ・ビーゴ戦で得られた最もポジティブなニュースの一つは、アレクサンデル・セルロートの活躍でした。チームが苦しい状況にあった中、ノルウェー人ストライカーが貴重な同点ゴールを決めました。この試合では、開始7分でパブロ・バリオスが一発退場となり、数的不利のままクラウディオ・ヒラルデス率いるセルタにリードを許していました。
ディエゴ・シメオネ監督がセルロートを投入したのは78分でした。彼はアンヘル・コレア、コナー・ギャラガーとともにピッチに立ちました。そして、そのわずか3分後、セルロートは自ら作り出したチャンスを見事に決めました。ヒメネスからの50メートルのロングパスを受けると、スタルフェルトとの競り合いに勝ち、胸トラップから右足で完璧なシュートを放ち、グアイタの届かない位置にボールを流し込みました。メトロポリターノのスタジアムは歓喜に包まれました。
このゴールは、セルロートにとって今季ラ・リーガでの9点目、全大会を含めると12点目となりました。コパ・デル・レイでもエルチェ戦で2得点、ヘタフェ戦で1得点を記録しており、重要な場面での決定力を発揮し続けています。今回も途中出場から試合を決定づける活躍を見せました。
ノルウェー代表のセルロートは、途中出場の「ジョーカー」として完璧な働きを見せています。しかし、その活躍ぶりを考えれば、より多くのプレー時間とチーム内での重要な役割を与えられるべきではないでしょうか。特に、アントワーヌ・グリーズマンが今シーズンのベストフォームから遠ざかっていることを考えると、その必要性はより高まっています。
彼の12ゴールのうち7ゴールは途中出場から生まれたものであり、それだけチームへの貢献度が高いことを証明しています。セルロート自身は公には出場機会を求めていませんが、ピッチ上でのパフォーマンスがすべてを物語っています。今、決断を下すのはシメオネ監督ですが、セルロートは間違いなくその機会を勝ち取るだけの働きを見せています。
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