アトレティコ・マドリーは、本拠地メトロポリターノで行われたセルタ・デ・ビーゴ戦で引き分けに終わりました(1-1)。試合の流れを大きく左右したのは、開始7分でのパブロ・バリオスの一発退場です。わずか1か月足らずの間に同じ選手が2度目の退場となったことは、彼自身にとっても反省すべき点でしょう。
アトレティコは試合序盤から数的不利を強いられ、さらにル・ノルマンがボルハ・イグレシアスに軽く足を踏んでしまい、イアゴ・アスパスがそのPKを決めたことで、セルタが先制しました。センターバックの不用意なプレーがマルティネス・ムヌエラ主審によりPKと判定された形です。
しかし、アレクサンデル・セルロートの個人技による同点弾があり、アトレティコは何とか引き分けに持ち込みました。これにより、リーガの首位奪還は逃したものの、少なくともレアル・マドリーとの差が広がることは避けられました。ただし、月曜日にバルセロナがラージョに勝利すれば、アトレティコは3位に転落します。さらに、後方からアスレティック・ビルバオが勢いよく迫っています。
この試合結果が残したのは、アトレティコにとって非常に深刻なデータです。リーガの直近15ポイントのうち、アトレティコが獲得したのはわずか6ポイント。この成績では優勝争いには厳しく、選手やスタッフ陣にとっても改善が必要な状況を示しています。
レガネス戦(ブタルケ)で敗れ、クラブ史上最高の15連勝記録がストップした後、アトレティコはホームでビジャレアルと引き分けました。その後、マジョルカ戦で勝利したものの、ベルナベウでのダービーで引き分け、続くメトロポリターノでのセルタ戦でも同じ結果となりました。
確かに、リーガでは不安定な成績が続いているものの、アトレティコはザルツブルク戦とヘタフェ戦で快勝し、それぞれチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出とコパ・デル・レイ準決勝進出を決めました。しかし、リーガでの成績は依然として懸念材料です。それでも、アトレティコが優勝争いに踏みとどまっていることは、チームにとって大きな希望となるでしょう。
過酷な日程が待ち受ける
アトレティコ・マドリーの次なるリーガの対戦相手は、バレンシア、アスレティック・ビルバオ、ヘタフェ、そしてバルセロナと、いずれも手強いチームばかりです。さらに、コパ・デル・レイ準決勝のバルセロナ戦(第1戦)が間に入り、加えてチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦も控えています(現時点ではレアル・マドリーかバイエルン・ミュンヘンが対戦相手となる可能性が高い)。この厳しいスケジュールが、アトレティコの真の実力を試すことになるでしょう。
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