アトレティコ、カルデロンで好調マラガを下す

この記事は約3分で読めます。

22日のリーガエスパニョーラ第12節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのマラガ戦を3-1で制した。

クラブ新記録となる公式戦6連勝が懸かる好調マラガを、リーガでは2013年5月のバルセロナ戦以降無敗の要塞カルデロンに迎えたアトレティコ。シメオネ監督は負傷したミランダの代わりにウルグアイ代表のホセ・ヒメネスを同胞ゴディンとともにセンターバックに据え、出場停止のシケイラ(左サイドバック)、(ボランチ)の位置には、それぞれアンサルディ、チアゴを起用してこの一戦に臨んだ。

ボールを保持しながらも、マラガのインテンシティーあふれる守備を前に攻めあぐねていたアトレティコだったが、12分に今季最大の武器となっているセットプレーからゴールをこじ開けることに成功。コケの右CKにニアサイドのチアゴが反応し、ヘディングシュートによってネットを揺らした。アトレティコの今季リーガでのセットプレーからの得点は、これで21得点中15得点となった。

アトレティコは先制後にマラガの攻勢を受けるものの、DFラインが強固な守備を見せて決定機を許さない。そして42分、右サイドに位置したマンジュキッチのスルーパスからアルダ・トゥランがペナルティーエリア内に侵入し、折り返されたボールをグリーズマンが押し込み追加点。歓喜に沸く観衆の「オレ! オレ! オレ! チョロ・シメオネ!」のコールに対して、指揮官はガッツポーズで返答している。

後半はマラガがボールを保持して攻め込み、アトレティコが速攻で追加点を狙う展開に。シメオネ監督は57分、前半に首を痛めていたマンジュキッチとの交代でラウール・ヒメネスをピッチに立たせる。対してハビ・グラシア監督は、62分に右サイドバックのミゲル・トーレスとの交代でオルタを右サイドに配置。ボランチだったカマーチョをセンターバック、センターバックのセルヒオ・サンチェスを右サイドバックへと移して攻勢を強めた。

そして63分、マラガがサンタ・クルスの得点によって1点を返すことに成功。パラグアイ人FWは左サイドを突破したサム・カスティジェホの折り返しに身を投げ出して、GKモジャが守るゴールを破った。J・グラシア監督のチームはさらに72分、サンタ・クルスのポストプレーを起点にフアンミがモジャと1対1となるも、ゴディンの素早いカバーリングによって同点の機会を逸している。

73分にはサイドを突破したR・ヒメネスをサムエルが倒し、2回目の警告で退場に。これで数的優位に立ったアトレティコは79分、80分とグリーズマンが立て続けに決定機を迎えるも決め切れない。シメオネ監督は82分にグリーズマンをサウールに代えて守備にプライオリティーを置くが、その交代策の1分後に待望の3点目を記録。ショートコーナーからコケがクロスを送ると、混戦となったペナルティーエリア内でゴディンがヘディングによってボールを押し込んだ。今季のリーガにおけるアトレティコの頭での得点は、これで13得点目となっている。

シメオネ監督は86分、A・トゥランの代わりにラウール・ガルシアを入れて交代カードを使い切る。その直後にはサム・カスティジェホにタックルを仕掛けたガビが2回目の警告で退場となるも、2点のリードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。2試合ぶりの勝利を収めたアトレティコは暫定で2位に浮上。連勝が5でストップしたマラガは暫定で6位に位置している。

コメント