アルベルト・モレノ、アトレティコへの別れのメッセージ:「素晴らしい旅だった。夢のような時間」

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アトレティコ・マドリーは、ミッドフィールダーのアルベルト・モレノをデポルティーボ・アラベスへ完全移籍させることで合意しました。モレノは2009年からアカデミーで育成され、昨シーズンはリナレスへレンタル移籍していました。

彼は困難なケガから回復し、1か月以上にわたりシメオネ監督率いるトップチームとともにトレーニングを続けていました。しかし、最終的にクラブは彼を登録せず、アラベスへの移籍を決定。生まれ育ったクラブでは得られなかった出場機会を、新天地で手にすることになります。

アトレティコでのキャリアでは、コパ・デル・レイでトップチームデビューを果たし、アレンテイロ戦では決定的なアシストを記録。また、プレシーズンのポンフェラディーナ戦ではゴールも決めています。これからは、同じくアトレティコのカンテラ(下部組織)出身のカルロス・マルティンとビトリアで再会しますが、モレノはアラベスのBチームでプレーすることになります。

生まれながらのロヒブランコ、感動の別れ
モレノはカルロス・マルティンと同じく、生粋のロヒブランコでした。彼は自身のSNSで、幼い頃、ほぼ赤ん坊の頃からアトレティコのユニフォームを着ている写真を投稿しています。

そして、別れに際して感動的なメッセージを送りました。

「親愛なるアトレティコファミリーへ、別れの時が来ました。15年という長い年月を経て、今日は私の人生そのものであったアトレティコ・マドリーに別れを告げる日です。これは素晴らしい旅でした。忘れられない瞬間の数々を経験し、この美しい物語の一部となってくれたすべての人々に感謝したいです。監督陣、コーチングスタッフ、メディカルチーム、用具係、そして何よりも仲間たち──彼らの多くは大切な友人になりました」

「そして、間違いなくこのクラブが持つ最大の財産であるファンの皆さんへ。長い間このユニフォームを着て戦えたこと、そして何より、トップチームでデビューするという夢を叶えられたことを誇りに思います。すべてを与えてくれたクラブ、私の第二の家となったクラブに、感謝の言葉しかありません」

変化の時
アトレティコでの15年を経て、トップチームへの道が閉ざされ、不透明な未来が待っていたモレノにとって、最良の選択肢は新たな環境でチャンスを求めることでした。

「プロキャリアを続けるために、新たな挑戦を求める時が来ました。しかし、私の心にはいつもこのエンブレムと、それが象徴するすべてが刻まれています。本当にありがとうございました。そしてまた会いましょう、コルチョネロス!」

こうして、アルベルト・モレノは長年の愛するクラブに別れを告げ、新たな一歩を踏み出しました。

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