サッカー選手のミゲル・デ・ラス・クエバスは今月3日、現役引退を発表しました。ちょうど17年前のこの日、彼はアトレティコ・マドリーでプリメーラ・ディビシオン(スペイン1部リーグ)デビューを果たしました。500試合以上に出場し、セグンダ・フェデラシオン(スペイン4部相当)までのすべてのカテゴリーでゴールを記録した彼は、プロサッカーの舞台を去る決断をしました。
デ・ラス・クエバス(1986年生まれ、アリカンテ出身)は、引退を発表する手紙の中で、家族をはじめ、これまでのキャリアを支えてくれたすべての人々に感謝の意を表しました。彼は、サッカーの基礎を学んだアグスティノス校や、所属したケルメ、バレンシアといったクラブに触れ、「自分を常に支えてくれた価値観を学んだ」と振り返っています。
「今日、2025年2月3日は、私がアトレティコ・マドリーでプリメーラ・ディビシオンにデビューしてからちょうど17年の節目となる日です。この日に合わせて、プロサッカー選手としての引退を発表することにしました」とデ・ラス・クエバスは綴り、これまで所属したクラブやそのファンにも感謝の言葉を送りました。
彼は、子供の頃からの夢だったリコ・ペレスでのプレーを実現させてくれたエルクレス、重傷を負った後も信頼を寄せ、プリメーラ・ディビシオンとチャンピオンズリーグの舞台でのデビューを後押ししてくれたアトレティコ・マドリーへの感謝を表明しました。
また、スポルティング・ヒホンについては「忘れられない瞬間を過ごしたクラブ。例えば、マノロ・プレシアード監督のもとでのサンティアゴ・ベルナベウでの勝利」と語り、オサスナについては「パンプローナでは子供たちが生まれ、唯一無二の熱いファンの情熱を感じた」と述べています。さらに、イタリアでのプレーを実現させ、素晴らしい文化を体験させてくれたスペツィア・カルチョへの感謝の気持ちも記しました。
デ・ラス・クエバスは、コルドバでの時間を「最高のシーズンを過ごした」と振り返り、オリウエラについては「母の故郷でキャリアを締めくくることができた、特別な意味を持つ場所」と語っています。また、彼を支えた家族、代理人、監督、チームメートたちにも感謝の言葉を送りました。
「500試合以上、うち200試合以上はプリメーラ・ディビシオンでプレーし、スペインのプロリーグ全カテゴリーでゴールを決めることができました。しかし、最も大切なのは、これまでの旅で出会った人々です。私のキャリアの一部となってくれた皆さん、本当にありがとうございました。そして、ありがとう、サッカー。この旅はまだ始まったばかりです」
ミゲル・デ・ラス・クエバスは、そう綴って現役生活に幕を下ろしました。
コメント