アトレティコの強みはベンチの力

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アトレティコ・マドリーの監督ディエゴ・シメオネ氏は、シーズン開始以来一貫して同じメッセージを繰り返しています。「控えから入る選手たちは本当に良いパフォーマンスを見せてくれています。それが我々の最大の力です。今日も、ジローナ戦でも、エスパニョール戦でも、みんなそれを証明してくれました」と、シーズン初めにメトロポリターノでバレンシアに勝利した際に語りました。

控えの力――それこそが、今のアトレティコを成功に導くシメオネ監督の鍵となっています。その結果、2024年をラ・リーガの首位で締めくくるという快挙を成し遂げました。

実際、アトレティコは控え選手たちの活躍によって多くの勝利を収めています。その象徴的な例が、直近のヘタフェ戦とバルセロナ戦です。両試合とも、ナウエル・モリーナのアシストを受けたセルロートが決勝点を挙げ、どちらも途中出場からの成果でした。

特にノルウェー人FWセルロートは、後半からの出場で直近5試合の全てのゴールを記録しています。彼は、シメオネ監督が夏から繰り返しているメッセージをしっかりと理解した選手です。

ラ・リーガで控え選手による得点が最も多いチームはアトレティコ・マドリーです。これまでに11得点を記録しており、そのうち6点がセルロートによるものです。次点はコレアで、サン・マメスでのアスレティック戦やメトロポリターノでのレアル・マドリー戦で貴重な得点を挙げています。

この成果の背景には、今季の移籍市場での計画的な選手補強と、フィジカルトレーナーであるルイス・ピニェド氏による優れた体力管理があります。シーズン最終節のモンジュイックでは、全選手が出場可能な状態で試合に臨むことができました。

さらに、控え選手の総プレー時間がラ・リーガで最も多く、合計で2,300分を超えている点も、この成功を裏付けています。

シメオネ監督はバルセロナ戦の重要な勝利後、次のように語りました。「選手たちは競争に備えて準備が整っています。今の我々の最大の強みは、このチーム全体です。控え選手たちは試合に入ると、その存在感をしっかりと発揮してくれます」。控えの力――それこそが、アトレティコ・マドリーをラ・リーガ首位に押し上げた要因なのです。

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