リーガの前半戦が終わるまで残り1試合となりました。2023-24シーズンの冬の王者が誰になるかは、あと数日で決まります。このタイトルを争っているのは、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーの2チームだけです。
アトレティコは41ポイント、レアルは40ポイントで、ともに18試合を消化しており、残り1試合を控えています。アンチェロッティ率いるレアルは、1月3日に延期されていたバレンシア戦を行い、勝利すれば2ポイント差で首位に立ちます。その結果を受けて、シメオネ率いるアトレティコは、1月12日に行われるオサスナ戦で結果を出す必要があります。一方、他の追随者であるバルセロナとアスレティックは、スペインスーパーカップへの出場のため、すでに前半戦を終えています。
では、冬の王者になることにどれほどの重要性があるのでしょうか?実際には、冬の王者には公式なタイトルは与えられませんが、通常、前半戦を首位で終えたチームが最終的にリーグ優勝を果たすことが多いです。この20年間で、冬の王者が最終的に優勝したのは17回に上ります。
例外は3回だけで、そのうち1回は2013-14シーズンでした。このシーズンではバルセロナが前半戦を首位で終えましたが、最終的にシメオネ監督のアトレティコが優勝を飾りました。他の2回は、2019-20シーズンにバルセロナが冬の王者となりましたが、レアル・マドリーが最終的にタイトルを獲得し、2014-15シーズンでは逆の結果となりました。
アトレティコ・マドリーにとって、歴史的に冬の王者になることは決定的な要素ではありませんでした。アトレティコがリーグ優勝を果たした11回のうち、前半戦を首位で終えたのはわずか3回(1965-66、1995-96、2020-21シーズン)だけです。それ以外のシーズンでは、エスパニョール(1939-40)、セビージャ(1940-41、1950-51)、レアル・マドリー(1949-50)、アスレティック(1969-70)、バルセロナ(1972-73、1976-77、2013-14)が冬の王者となりました。
実際、アトレティコはこれまで9回前半戦を首位で終えましたが、そのうち優勝を果たしたのは3回のみです。例えば、1941-42シーズンと1946-47シーズンにはバレンシアが優勝し、1957-58、1967-68、1975-76シーズンにはレアル・マドリーが、1980-81シーズンにはレアル・ソシエダがタイトルを獲得しました。
冬の王者の称号をシメオネ監督はこれまで2回手にしています。1995-96シーズンには選手として冬の王者となり、そのシーズンの「ドブレーテ(リーグ優勝とカップ優勝)」を達成しました。そして2020-21シーズンには監督として初めて冬の王者となり、その後、バリャドリードのホセ・ソリージャで優勝を祝いました。果たして今回、シメオネ監督は前半戦を首位で終え、ジローナとの最終戦(モンティリビ)でどのような結果を迎えるのでしょうか。
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