アトレティコ・マドリーはまたもや生存力を発揮しました。バルセロナ戦では、青とえんじの軍団に圧倒され、オブラクが何度もセーブを重ねましたが、最後のプレーでセルロートがカウンターから1-2のゴールを決めました。このゴールにより、アトレティコは12連勝というクラブ史上2番目の記録を達成し、クリスマスを首位で迎えることができました。
このような生存力の発揮は、シメオネ率いるアトレティコが過去にも見せてきたものです。最近ではパリ・サンジェルマン(PSG)戦で同様の戦い方を見せましたし、2016年のチャンピオンズリーグ準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦や、2019-20シーズンのリバプール戦のような壮絶な試合もありました。
試合後、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督はMovistarのインタビューで試合を分析。その中でバルセロナ戦での勝利の鍵を次のように語りました。「攻め続けるとどうしても守備が乱れる。チームは素晴らしいカウンターの機会を辛抱強く待ち、セルロートが見事なゴールを決めてくれた」
この言葉から、ブロックを低く構えて守り、速いトランジションを狙う戦術が、後方にスペースを生むバルセロナ相手に功を奏したことが読み取れます。この試合ではアトレティコが決定力で勝利を手にしました。
試合を通じてのバルセロナの優位性を認めた上で、シメオネ監督はこう語っています。「チームは苦しい時間を耐えました。バルセロナは多くのチャンスを作り、非常に良いプレーをしました。守備ではオブラクをはじめとする選手たちが素晴らしい夜を見せ、それが生き残る要因となりました。1-0から試合に入り始め、後半はより競り合いが増しました。バリオスのチャンスもありましたし、相手にも多くの場面がありましたが、決定力の女神が我々に微笑んでくれました」
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