アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、27日に行われたLFP(スペインプロリーグ機構)アワードで受賞者が少なかったとしても、昨季リーガエスパニョーラでの優勝の価値が損なわれることはないと主張している。
2013-14シーズンのリーガで見事優勝を飾ったアトレティコだが、このシーズンを対象としたアワードで賞を受けたのは、最優秀監督賞のシメオネ監督のみ。FWクリスティアーノ・ロナウドが3つの賞を受賞するなど、ライバルのレアル・マドリーに大きく水を開けられる結果となった。
エンリケ・セレソ会長もこの選出に異議を唱えていたが、シメオネ監督はスペイン『カデナ・セール』で、いずれにしてもアトレティコが最高のチームであったことに変わりはないと主張。最優秀GK賞を逃した現チェルシーのGKティボ・クルトワにも賛辞を送った。
「昨年のアトレティコ・マドリーはリーガで最高のチームだった。リーガの賞が我々アトレティを矮小化することはない。昨季のリーガで最も良かったのは我々だった」
「クルトワは昨シーズンのリーガで最高のGKだった。過去2シーズンのサモーラ賞を獲得した選手だ。もう一度リーガで優勝できたとすれば、来年は我々が何らかの賞を勝ち取れるかもしれない」
一方で、リーガでのライバルはバルセロナやレアル・マドリーではないという主張も繰り返した。
「去年起こったことは忘れて、現実に集中するのが一番だ。我々はセビージャとバレンシアに注意を集中させなければならない」
攻撃のセットプレー偏重が指摘されることについては、チームの武器であるとして誇っている。
「セットプレーは勝利のための可能性の一つであり、我々のチームには良いキッカーやヘディングの強い選手たちがいる。アトレティがセットプレーを獲得すれば、その状況が相手に恐怖を感じさせる」
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