リーガ前半戦、2005-06シーズン以来の混戦模様に

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リーガエスパニョーラ前半戦の上位争いが、久しぶりに混戦模様となっている。スペイン『マルカ』が報じた。

リーガは第9節終了時点で首位バルセロナ(勝ち点22)、2位セビージャ(22)、3位レアル・マドリー(21)、4位バレンシア(20)、5位アトレティコ(20)が勝ち点2差でひしめいており、欧州主要リーグの中で最も激しい上位争いが繰り広げられている。

プレミアリーグでは首位チェルシーが2位サウサンプトンに勝ち点4差、3位マンチェスター・シティに6差、4位ウェスト・ハムに7差、5位アーセナルに9差をつけており、セリエAではユヴェントスが2位ローマに勝ち点3差、3位タイのウディネーゼ&サンプドリアに6差、5位ラツィオに7差でトップを走っている。またブンデスリーガでは、首位バイエルン・ミュンヘンが2位ボルシアMG、3位ヴォルフスブルク、4位ホッフェンハイムを勝ち点4差、5位レヴァークーゼンを5差で引き離している状況で、ポルトガルのプリメイラ・リーガやフランスのリーグ・アンもリーガ程に混戦とはなっていない。

『マルカ』によれば、リーガ第9節時点で上位5チームが勝ち点2差でひしめくのは、2005-06シーズン以来となる。当時には現日本代表指揮官ハビエル・アギーレ監督率いるオサスナが勝ち点18で首位に立ち、レアル・ソシエダが勝ち点16で5位に位置していた(オサスナは最終的に4位でシーズンを終えてチャンピオンズリーグ出場権を獲得したが、翌シーズンの予備予選3回戦で敗退して本選出場ならず)。

なおリーガ前半戦となる第19節までで、上位5チームによる直接対決は5試合残っている状況だ。バルセロナが3チーム(セビージャ、バレンシア、アトレティコ)、セビージャが2チーム(バルセロナ、マドリー)、マドリーが2チーム(セビージャ、バレンシア)、バレンシアが2チーム(バルセロナ、マドリー)との対戦を控えており、アトレティコだけはすでに4チームとの対戦を消化して、バルセロナ戦を残すのみとなっている。

今季のリーガの優勝争いはバルセロナ&マドリーの2強、または昨季の王者アトレティコを含めた3強よりも、多くのチームで争われることになるのだろうか。アトレティコのディエゴ・シメオネ監督が「過去のリーガにおいて、通常では3~4チームがシーズン前半戦まで上位争いを演じていると思う。優勝争いについて話すのは、2月に入ってから」と語るなど、2強以外のチームは優勝という言葉を嫌ってはいるが…。

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