26日のリーガエスパニョーラ第9節、アトレティコ・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1-0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、ヘタフェが10人となった後に苦戦したことを認めながらも、公式戦3連勝を挙げたことに価値を見い出すべきとの見解を示している。
スペイン『EFE通信』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。
「前半はとても良い内容で、45分間を通して試合をコントロールできていたね。思うに、退場者が出るまでは良い形で試合を進められた。しかしながら、最後の30分間は勇敢さ、また少なくとも同点に追いつこうとする反骨心によって、ヘタフェが素晴らしいパフォーマンスを示した」
「我々は後退し、最後まで苦しむことになった。が、重要なのは一週間で3試合に勝利したことであり、悪い30分間などおつりが返ってくる。3試合で合計8得点を決め、無失点を貫くなど簡単ではない。30分の悪い時間帯など、3試合で受けた殴打の一つに過ぎない。良いプレーをさせないように努める相手がいることを、我々は忘れていない。このチームは“試合から試合へ”で生きており、今日の結果は来週に向けて大切なものだ」
アトレティコの決勝点は、再びCKを起点として生まれている。
「もう一度セットプレーから得点が決まった。それもサッカーにおける手段の一つなんだよ。セットプレーから得点を決めることが悪いように捉えられているが、私は手段の一つだと思っている。このチームは良質なプレースキッカーとヘディングが巧みな選手を擁しているんだ」
首位バルセロナとの勝ち点差を2に縮めたアトレティコだが、シメオネ監督は優勝争いに言及することを嫌った。
「私の印象に変化はない。過去のリーガにおいて、通常では3~4チームがシーズン前半戦まで上位争いをしていると思う。そのテーマは2月に入ってからだ。今の時点で存在するのは、優勝争いではなく勝ち点だけだ」
一方、前日に行われたレアル・マドリー対バルセロナのクラシコについて意見を求められると、その試合を「素晴らしい形で評価する」のは報道陣との考えを口に。またヘタフェ戦終了後にコスミン・コントラ監督と衝突していたのではないかとの問いには、「私とコントラが? やめてくれ。悪い見方をしているね」と、現役時代のチームメートとの関係が良好であることを強調した。
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