リケルメとリーノを復活させるためのコパ

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ディエゴ・パブロ・シメオネ監督が現在頭を悩ませている課題の一つは、ロドリゴ・リケルメとサム・リーノの復調です。昨シーズンはチームの主力として活躍していた二人ですが、ここ数週間はベンチを温める日々が続いています。

それでも、シメオネ監督は、二人が本来の力を取り戻せばアトレティコ・マドリーがさらに強くなると確信しています。今週木曜日に控えたコパ・デル・レイのカセレーニョ戦は、二人が重要な役割を果たすべき試合です。月曜日の練習での布陣を見る限り、二人は先発出場し、チームが次のラウンドに進むための「翼」となることが期待されています。

右サイドにはリケルメが配置されます。普段は左サイドでプレーする彼ですが、今回は利き足の右足を活かして右サイドでのプレーが予想されます。しかし、今シーズンはまだ自身のベストフォームを見つけられていません。これまでゴールもアシストもなく、エスパニョール戦ではオフサイドでゴールが取り消された場面が2度ありました。そのうち一つは非常に僅差でした。

多くの人の記憶に残っているのは、マジョルカ戦で0-2にする決定機を外した場面です。その際、中央にフリーのコレアがいたにもかかわらず、パスを選ばず自らシュートを放ちました。この場面についてシメオネ監督は試合後、「仲間を考えるべきだった。決定は重要だが、正しい選択をする必要がある。今回はシュートを選んだが、適切だったのは仲間にボールを渡すことだった」とコメントしています。

シメオネ監督はリケルメの最良の姿を取り戻したいと考えています。昨シーズン、彼は47試合に出場(そのうち20試合は先発)し、4ゴール5アシストを記録しました。また、チャンピオンズリーグのフェイエノールト戦ではMVPに輝く活躍を見せています。

一方、左サイドにはサム・リーノが入ります。練習中、シメオネ監督はリーノに対して、求めるプレースタイルの指示を入念に行っていました。現在チームは4-4-2のフォーメーションを採用しており、リーノにはこれまでのキャリアで慣れ親しんできた「ウイング」ではなく、より中央寄りの役割を求めています。これは、最近の試合でギャラガーが果たしている役割に近いものです。

シメオネ監督は、特にリーノの判断力、特にペナルティエリア内での決定力を向上させる必要があると考えています。昨シーズンは左サイドのウイングバックとして重要な存在でしたが、今シーズンはハビ・ガランにその地位を奪われています。

今シーズンのリーノの成績は17試合でアシスト2回(リーガで1回、チャンピオンズリーグで1回)のみです。昨シーズンの8ゴール8アシストという数字と比較すると大きく見劣りします。

カセレーニョ戦では、リケルメとリーノの二人にとって、シメオネ監督の信頼を取り戻す絶好の機会となるでしょう。

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