デ・パウル、アトレティコが待ち望んでいた“小さなエンジン”

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アトレティコ・マドリーは、開始10分頃に与えたペナルティから追いかける展開となり、非常に厳しい試合を乗り越えることに成功しました。

チームが逆転を果たしたのは試合終盤の第2ハーフで、それを可能にしたのは交代選手たちの活躍でした。彼らはチームに新たな息吹、エネルギー、攻撃での存在感をもたらしました。

中でも特に重要だったのがロドリゴ・デ・パウルです。彼は、言うなればブーイングを拍手に変えた選手でした。アルゼンチン代表から戻ってきた彼は、64分にピッチに投入されました。そして、わずか25分間でアレクサンデル・セルロートと共にチームの鍵となる存在に。彼はまず、同点に繋がるペナルティを引き起こしたクロスを送り、その後、セルロートの勝ち越しゴールを生み出した絶妙なパスを決めました。

デ・パウルは31本のパスを試み、そのうち24本を成功させました。成功率は77%とやや低めですが、これは彼が短いプレイ時間の中でリスクを取らざるを得なかったことを意味しています。アラベスが非常に守備的な布陣を敷いていたため、どんな小さなスペースも見逃さずに活用する必要があったのです。それでも彼は2つの決定機を作り、その1つがセルロートのゴールへと繋がりました。出場時間中にボールを失ったのは1回のみで、何よりも、ファンが常に彼に求めていたエネルギーを存分に発揮しました。

疑念の目
試合後、シメオネ監督は、デ・パウルのプレイを非常に高く評価しました。デ・パウル自身も11月初め、アルゼンチン代表とアトレティコでのパフォーマンスの違いがもたらす批判を受け止める姿勢を見せていました。「ファンが求めるのは良いことです。それは僕がもっとできると信じている証拠だからです。自己批判は大事ですし、それが全員をより良くしてくれるんです。彼らが僕たちに求めるのは当然のこと。僕はベストを尽くそうとしています」と彼は語りました。

今シーズン、デ・パウルはすでに3つのアシストを記録しています。これまでに17試合に出場していますが、そのうちスタメンは9試合のみとなっています。

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