世界的に注目を集める新バロンドール受賞者、ロドリゴ・エルナンデスは、月曜日の夜に放送された「El Partidazo de la Cope」のインタビューに応じました。マンチェスター・シティ所属であり、かつてアトレティコ・マドリーの下部組織で育った彼は、アトレティコに関するいくつかの思いを語りました。
そのうちの一つとして知られているのが、彼がアトレティコの下部組織で最後の年を過ごした際の辛い経験と、その後ビジャレアルへ移籍を決めたことです。当時、彼は一度サッカーをやめることさえ考えていました。
「プロになる前に良い時も悪い時も経験することがとても大事だと思います。最後の年、アトレティコのカンテラでプレーしていた頃は、うまくいかなくなり、全く異なる状況に直面しました。とても辛かったです。ビジャレアルに移った後も、寮生活をしながら家族の支えが必要でした。その時に9歳から積み重ねてきた全ての努力が無駄になるような気がして…とても苦しい朝を過ごしたことを今でも覚えています。あの時は本気でやめようかと考えました。あれだけの犠牲を払ってきたのに、前に進めないような気がして。でも、あの瞬間から何かが変わりました。失うものは何もないと思い、突き進んできました。私のキャリアで最も重要な瞬間でした」と語りました。
また、ロドリゴはアトレティコ・マドリーの試合も観戦していると述べ、元チームメイトであるフリアン・アルバレスについてもコメント。「彼にとっては違った挑戦ですね。僕たちは逆の移籍を経験しましたが、彼はアルゼンチン出身で、アトレティコにうまく馴染んでいると思います」と話しました。
自身のキャリアをアトレティコで締めくくる可能性については、「素晴らしいことだと思いますが、それが唯一の選択肢というわけでもありません。今は現在に集中したいですし、契約中のクラブにも満足しています。スペインのリーグには魅力を感じますが、イングランドのリーグも特別です。今いるクラブは、非常に家族的で、居心地が良い場所なので、ここを去るには相当悩むと思います」と述べました。
シメオネ監督の最大の美点について尋ねられると、ロドリゴは「競争心」と答えました。逆に「一番の欠点は、ずっと話し続けることですね」と冗談めかして話しました。最後に、アトレティコの一部のファンが2019年に彼につけた「ロドリゾンタル」(横パスが多いという批判)というあだ名について尋ねられると、「本当かもしれませんね。僕もずっと改善点だと思ってきましたし、今ではもっと縦への意識を持ってプレーしています」と笑顔で答えました。
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