スペイン代表のキャプテン、アルバロ・モラタは、昨シーズン、マドリードでうつ病やパニック発作を経験し、それがブーツの紐を結ぶことさえできないほどの状態にまで至ったと告白しました。そして、その影響がスペインとアトレティコを去り、ACミランに移籍する決断に繋がったと語りました。
「本当に厳しい時期、例えばうつ病やパニック発作があると、どんな仕事をしていようと、どんな状況にあろうと、自分の中に別の人間がいて、毎日毎晩その人間と戦わなければならないんです」と、モラタは木曜日に『Herrera en Cope』の番組でインタビューを受けて語りました。
「本当に厳しい時期、うつ病やパニック発作があると、自分の中に毎日、毎晩戦わなければならないもう一人の自分がいるんです。一番良い選択はスペインを離れることでした。もう限界でした。本当に辛かったです。自分が再びブーツを履けるとは思っていませんでした…。シメオネ、コケ、そしてミゲル・アンヘル・ヒル、精神科医やコーチに感謝します。私たちはSNSで見られる姿が全てではなく、その世界は現実ではないんです。本当に辛くて、限界が来て、ブーツの紐を結ぶことさえできない瞬間がありました」と彼は付け加えました。
「ユーロが始まる3か月前、キャプテンとして代表のユニフォームを着ることなんて全く考えられなかったです。むしろ、自分が再び試合に出られるのかどうかを考えていました。自分に何が起こっているのかわかりませんでした。とても繊細な問題で、その瞬間に、自分が世界で一番好きなことが一番嫌いなことになっていることに気付きました。子供たちと一緒にいることさえ恥ずかしかったです。彼らと外出するたびに何か発作が起こり、人々は試合のことやサッカーについて質問してきました」と、アトレティコ・マドリーでの最後の数か月について語りました。
アルバロ・モラタは、アトレティコを去りミランに向かった理由についても説明しました。「最初はアトレティコに残りたいと思っていましたし、本当にそのつもりでした。でも、あるインタビューで、自分が年齢やサッカー以外の理由で代表を続けられるかわからないと言ったとき、騒ぎになりました。いくつかの記事は過剰に書かれていると感じました。そして、それがイタリアでは起こらないことに気付いたんです。イタリアでは人々が私を尊重してくれています」と明かしました。
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