アトレティコ・マドリーは現地16日、チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第1節で敵地ヨルギオス・カライスカキスに乗り込んでオリンピアコスと対戦する。
現在オリンピアコスを率いているのは、アトレティコ・マドリーの宿敵であるレアル・マドリーの“キンタ・デル・ブイトレ”(禿鷲部隊)と呼ばれた1980年代から90年代にかけての黄金期の中心選手であるミチェル監督だ。
指導者としてはこれまで、レアル・マドリーのBチームやヘタフェ、セビージャを率いてきた経験を持つミチェル監督は、現地15日に行われた試合の前日会見で、アトレティコ・マドリーに対する特別な対抗意識を素直に表した。
「私にとってアトレティコ・マドリーは今も昔も永遠のライバルだ。それはバルセロナに対する意識以上だ」
ミチェル監督はまた、今シーズン既にスーペル・コパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)でも先日のリーガ・エスパニョーラ第2節でもレアル・マドリーを撃破したアトレティコ・マドリーについて、ディエゴ・シメオネ監督に鍛えられたチームの底力を警戒した。
「アトレティコ・マドリーは、明確なプレースタイルにより、スペインおよびヨーロッパにおける屈指の強豪となった。シーズン毎に大幅な選手の入れ替えを繰り返す彼らだが、はたから見ていても高い統率力が伺えるシメオネ監督の素晴らしい仕事により、それを感じさせないチームが形成されている。彼らがレアル・マドリーを倒したことで、我々は今回対戦する相手の難しさを再認識することができ、選手やサポーターは一層気が引き締まっている」
とはいえ、オリンピアコスはこれまで本拠地ヨルギオス・カライスカキスでは数多くの強豪を苦しめてきた実績があり、ミチェル監督もアトレティコ・マドリーとの互角の勝負に自信を見せた。
「結果がどうなるかは分からないが、チームはCLのようなトーナメントに臨む準備が整っている。我々にとって、こういった試合は何も新しいことではない。これまで多くのライバルが、希望に満ちたアイデアを持ってここに乗り込んできたが、深いダメージを負って去っていった」
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